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自閉の人の儀式的行動を悪化させる3つの関わり方

マサイ族

どうもNEIでございます。

なんか最近ツイッターでアラブ系の人にやたらフォローされてるんですが、

イスラム教では発達障害の人たちとどう関わってるんですかね?

アッラーを崇拝しているという条件のもとには別に障害あろうとなかろうと、関係ない、平等やでっていうようなパラダイムやったらそれって素敵やん?って思ったりします。

そういう精神に触れてみるのもまた一興と思いつつ、アラビア語ってどこまでで一文字なんやろ?っていうレベルなのでさすがに後回しにせざるを得ませんよね。

はい。

まったくどうでもいい前置きが長くなりましたが、今回は自閉の人の『儀式的行動』というものに対しての間違った関わり方、というお話です。

『儀式的行動』とは?

マサイ族傍目には意味がわからない『儀式的行動』

儀式ときいて、私は"シャーマン"の人とか、"祈祷師"の人がやる意味不明なモーションとかルーティン的なものが浮かぶんですがみなさまいかがでしょうか。

自閉の人がやる儀式的行動も、こっちからしたらマジで意味不明な動きですよね。

◯「家出るときにドアの取っ手を3回触る」
◯「椅子を立つ、と見せかけて2回お尻をつけなおす」
◯「歩き出すときに絶対右足からふみだす」

まあ意味なんか分かるわけないです。

意味はわからないけど、必要なんですよね。

『その人にとっては』必要なことなんです。

忍者とかも、『臨兵闘者皆陣列在前』と九字を切り邪気を払いますよね。ほんまか知りませんけど。

九字を切る「臨兵闘者皆陣列在前!!」

意味としては「臨める兵、闘う者、皆陣をはり列をつくって前に在り」ということらしいです。

個人的にそういう状況に置かれていると想像して、字を切りながら唱えたらめっちゃ奮い立つやんって思いますけど、

人によりますよね(笑)。

まあ、人によるというか、
『その人にとっては大事な動きや手順』
っていうのが、儀式的行動というヤツです。

儀式的行動の原因

で、その『その人にとっては大事な動きや手順』がなぜその動きなのか?

なぜその手順になったのか?

についてはわからないけども、

なぜそういう儀式的行動が多くの自閉の人たちに共通して見られるのかについては、仮説を立てることができるんですよね。

人によって色んな儀式があるけれど、

その儀式によって得られるものは皆んな似通ってるのではないかと。

それが『安心』なんですね。

◯いつもと同じ食べ物
◯いつもと同じ場所
◯いつもと同じ仕事
◯いつもと同じ家族

毎日食べ物で、知らんもの出て来たらさすがに嫌ですよね?

なんでそんなチャレンジさせられなあかんねんと。食べ物くらい安定のヤツ食べさせてほしくなりますよね。

自閉の人たちは食べ物とか場所とか仕事とか家族とかいうヤツに1つ足して、

◯いつもと同じ儀式的行動

という安心を得るための方法を確立しているわけです。

かのイチ〇ー選手がバッターボックスに入ってからやる一定のモーション、

五郎〇選手がボールをキックする前にする手の組み方、

ええ、五郎◯って言いたいがためにイチローから伏せ字にしたことは言うまでもないですね。
 

ただ、

この二人が「安心」を得るためにルーティーンを施しているかというと、そうではなくて

どちらかといえば「集中」するためだとは思います。

でも、一定のモーションや手順っていうのが自分にとって意味があって

パフォーマンスを発揮するために必要であるという点で同じことですよね。

一流のスポーツ選手であれば当然のようにやっている儀式的行動を自閉の人たちは自然に取り入れている。

そう思うとすごくないですか?自閉の人。

ごろうまるのモーション自分にとって意味があり、必要であるのが”儀式的行動”

でも自閉症の人たちが一流スポーツ選手みたいな意識の高さで儀式的行動をとってるのか?

というと、どちらかといえばやらざるを得ない、つまり「安心」を自ら生み出さなければならない

というのが大きいのです。

要するに、日常生活を営むというただそれだけのことでも大きな「不安」を感じているわけです。

その原因が、いわゆる障害特性である『見通しの立たなさ』や『感覚過敏』なわけです。

そりゃ「この後自分はどこに行って、何をするんだろう??」とか、

「視覚からの情報過多で”こんらん”や、”パニック”のような状態」であったら、

落ち着くために色々生み出しますよね、っていう話です。

その一つが『儀式的行動』なんやっていうだけのことですね。

また『こだわり』なんかについても以前の記事(ASDの人たちが傷つくことは何か?)で触れているので、合わせてチェックしといてもらえると理解が早いと思います。

儀式的行動を悪化させる関わり方とは?

ここまで読んできてもらった方なら分かると思うんですけども、

儀式的行動を、力技でやめさせても絶対なくなっていかないですよね?

不安になんとかして対処した結果の儀式を無理やり中断させられたらどうなるか、

なんて想像しなくても分かります。

まあもうどういう関わりが、儀式を悪化させるのかは分かるとは思うんですが、

メカニズムわかっていてもやりがちなヤツがあるので、これについては共有しておきますね。

①急かす

儀式的行動って、時間的に余裕があれば全く問題にならないです。人畜無害ですから。

でも電車乗り換えるときとかに儀式発動されたら・・・

そりゃ「電車もう来てるで!!」って言いますよ。

そしてもう一度繰り返されるヤツですね。

電車乗り換え焦ってるときほど起こる儀式的行動!

電車乗ってるときにこうなるっていうのは「見通し」立たなくて不安なわけです。

毎日乗ってる電車よりも、初めての路線とかで発生しやすい状況ですね。

できれば「どこへ行くのか」「所要時間」「乗り換えのタイミング」なんかを

分かりやすく伝えておくことで不安は少しでも軽減されます。

②おどす

おどすって、わたしはそんなことしない!と思うじゃないですか。

でも気づかないところでめっちゃ使われてます。

「早く電車乗らないと、遊ぶ時間減るで!」

これもおどしです。

こっちが何するわけじゃない、罰を与えるわけでも、ごほうびを削るわけでもない。

自分の責任で、自分の利益が減るだけ、という声かけもプレッシャーをかける意味でおどしなわけです。

まあ実際電車でモタついてると、遊ぶ時間は減るわけだからこっちはよかれと思って声かけてますよ。

でもおどし。

「〇〇しないと、〇〇という結果が降りかかる」

コレ全部おどしです。

本人が分かってない場合はいいけど、大概わかってます。

わかってるけど「やらなきゃ前に進めない」わけです。

③儀式的行動だけに注目する

最後に、③儀式的行動だけに注目する、ですね。

これめっちゃありますよね。

「お風呂に入るのめちゃくちゃ遅いんです・・なんとかなりませんかね?」

みたいな相談が来るのは全然いいんですけど、

支援者側が「お風呂にスケジュール貼り付けてみては?」とか

お風呂のあとに楽しい活動を設定してみては?」とか。

お風呂で起こってる儀式的行動を解決するためにお風呂、またはお風呂前後にばかり

変化をもたらそうと躍起になる。

でも自分で考えてみてください。

「不安」ってどのタイミングで発生してますか?

職場で失敗してバレないかなと不安なときは「職場」で不安が発生してるけど、

実際「不安」なのは家でだったり、帰り道であったり、職場とは限らないじゃないですか。

「不安の総合ポイント」を一日とか長めの期間でみていくことなしに、

儀式的行動の軽減は難しいわけですね。

お風呂自体はだって、くつろぐ場所であってそんな不安発生しないじゃないですか?w

まあこれは一例ですけど、そういう勘違いは結構ありがちなので注意していきたいですね。

まとめ

それではまとめます。

まず儀式的行動とは何かといえば、

『その人にとって必要で意味のある、かつ他の人には意味わからない動きや手順』のことで、

それが起こる原因として、

・自閉の人たちの日常的に感じている不安感があり、

・いつもと同じ動きや手順をすることにより『安心』を得ている

と仮説を立てることができると。

であるならば、

①せかしたり、

②おどしたり、

したら儀式的行動は減るどころか増えますやんか、

んでよくあるのが

③儀式的行動そのものだけに注目して

解決策を考えようとすることなんやけども、

『不安』が生まれるのはその儀式的行動の前後とは限らへんで!

ということをお話ししました。

今後自閉症の人たちと関わっていく上での参考になりましたら幸いです。

今回は以上です。
お読み頂きありがとうございました。

 

 

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