自閉症支援に有効な『構造化』

某ラーメン屋のカウンター

どうもNEIです。

うちは家の狭さゆえに、パソコン作業する場所が転々としておりまったく『構造化』されていません。

下手すると寝るはずのベッドの上で枕を机代わりにPC作業しており、集中力の低下は避けれませんよね。

そのうちまな板の上とかでも作業するんじゃないかとじぶんに怯えています。

ええ、それはさすがにないですよね。

そんな自分が全く構造化されていない私ですが、構造化について利用者さんに提供してきた経験はたっぷりありますので

構造化について一席ぶたせてもらいますね!

構造化ってなに?

ルート43

標識も視覚的構造化!

ちょっと画像デカくなりすぎました。すいません。

 

構造化構造化っていうけども、根本的にはなんなのか?

もちろん色んな含みを持った言葉ではありますが、当サイトにおいて『構造化』とは

その<場所・時間・状況・文章など>が全体で言うとどういう<位置・意味・階層>に当たるのかを『分かりやすく伝える』こと

と定義します。

つまり、

「現在地」を分かりやすくする

ということです。

例をあげると、食卓に座っていて目の前にご飯がある”状況”にいるとします。

あなたならこれは何の状況だと思いますか?『食事』ですよね、どう考えても(笑)。

めっちゃ雑な例ですけど、食卓の真ん中に「食事」っていう看板を立てておく。

これが構造化です。

いや、ここでは必要かどうかは一旦おいておいてください。

もっと言うと、

今あなたのいる場所はどこですか?

世界という枠組みで言えば「日本」だったり「オーストラリア」だったりしますし、

日本という枠組みで言えば「東京」だったり「大阪」だったりしますよね。

例えばあなたのスマホの待ち受け画面に「日本の大阪にいます」と表示させてみる。

いや、分かってるがなww っていうことなんですけど

これも構造化です。分かりやすいというよりもはや露骨ですが(笑)。

もっと必要性高い例が出せなかった自分が歯がゆいです。

どちらの例も、必要かはともかく、
方法としては『文字をあなたに見えるように表示する』というやり方でした。

これは視覚的構造化にあたりますね。

視覚的だとか物理的だとかは後ほど解説しますが、

聴覚的でも触覚的でも、ニュアンス的でも何でもこの『〇〇的構造化』の〇〇部分は構造化の”方法・手段”を示すものだと

考えていただいてけっこうです。

なぜ『構造化』が必要なのか

ではなぜこの構造化というものが必要となってくるのか。

もちろん、今の状況や場所なんかが分からないから、ですよね。

さっきの、食卓の前に座っていて食事が並べられているようなわかりやすい状態であっても

今なんの状況なのか把握できない、把握しにくい人たちがいるわけです。

お察しのとおり、『発達障害』をもった方たちなんですね。

発達障害とは、脳の機能の障がいなんですがコミュニケーションが苦手だったり

こだわりがあったり、多動だったり、想像力が欠如していたりといろんな特徴があります。

そのひとつとして、「状況把握の困難さ」があるんです。

今なにをすべきなのか?がわからない!

そもそも脳というのは、いろんな感覚から今おかれている状況を判断します。

見えているモノであったり、聞こえてくる音であったり。

でも自閉症やその他の発達障害の人というのはそれがめっちゃ苦手なんです。

某アニメの食事シーン

某アニメの食事シーン

さて、上の画像を見てください。

このテーブルはこたつのテーブルやと思います。

こたつのテーブルをもし食事だけに限定して使っていれば今は「食事」の時間、状況だとすぐわかります。

でも、普段のテレビ鑑賞やら学校の宿題やらいろんなことをこのテーブルでやっていたら

このテーブルの前に座っている = 食事をする

とは限らないわけです。

健常者の脳であれば、これを今おかれているモノや時間、家族からの呼びかけに適切に着目して

「食事の時間だ」とか「宿題の時間だ」とかいう判断が瞬時にでき、それを保持できる。

ここからは想像力を働かせてほしいんですが、

発達障害の人は自分が注目したいものを適切に選ぶのが苦手なんです。

今この上にのってる食べ物にふつうは注意が行くと思うんですが、注意を向けることが苦手だから

テーブルだったり、部屋にあるタンスだったりとこの場所や時間とは全く関係ない情報に注意が行ってしまう。

なので「今は食事の時間だ」ということを認識することが出来なかったり、時間がかかったりするんです。

さらに「今は食事の時間だ」と分かったとしてもそれを保持するのも苦手なので意識から飛んでしまう=忘れてしまうわけです。

みなさんもよくあるかは知りませんが、「あれ、今なにしてたっけ?」っていうやつですね。

みなさんは、「今はごはんの時間で、ごはん食べる場所にいるんだ」と思いながら宿題できますか?

程度に差こそあれ、”集中できずソワソワする”と思います。

このソワソワ感が想像しにくい人は、図書館でうるさいおじいさんが独り言を延々としゃべっている
で自習をしているくらい集中できない感じを思い描いてください。

そんな状態におかれると誰でもイライラしてきます。

最終的には問題となる行動をとってしまうわけです。

 

 

『構造化』は、「今」「ここ」に集中できるようにするために必要なわけですね。

ここが全体のどこにあたるのか。

今は全体のうちのどのタイミングなのか。

視野を全体に拡げてから「今」「ここ」に戻ってくる。そのとき最もエネルギーが乗っかり、
最高のパフォーマンスを発揮できるわけです。

そう考えたら、広い意味での『構造化』は障害の有無にかかわらず、どんな人にも効果的ですよね。

話がそれてきたので戻すと、

注意欠陥などを理由として、『今がいつなのか』や『今いる所』を把握するのが苦手だから、「構造化」が必要となる。

ということなわけです。

視覚的構造化

ここからは、どのように構造化していくのかという話です。

上でも言いましたが「ナントカ的構造化」という言い方の「ナントカ的」っていうのは

方法のことです。

・目で見てわかりやすくするなら「視覚的」

・場所の区切りなどでわかりやすくするなら「物理的」

とかです。まあほとんどこの2つ抑えとけば大丈夫です。

でそれぞれについて解説しようと思いますが、

「視覚的構造化 アイデア」とか検索窓に入れてみると色々出てきます。

そちらを参考にしてください。

と言っちゃうとそこで終わっちゃうんで(笑)、

構造化を導入する上での、注意点をお伝えしておきます。

要は上でお話ししたように分かりやすく今の状況を伝えればいいわけです。

・材料に使えるモノは無限にありますが、身の回りのもので十分です。

『目立たせたいポイントには「赤」色を使う』とか色々TIPSはあるんですけど、

赤じゃなくても分かる人に対してむやみやたらと赤を使っても意味ないです。

むしろチカチカしたりはやしたてられてる感じがして逆効果になったりもします。

要するに、

『キレイに構造化しよう』としないでください。

これが今日一番伝えたかったことです。

”キレイかどうか”なんてこちらの自己満足でしかないからです。

そういうやり方をしていると「相手が不在」になります。

やったった感なんていうのは果てしなくゼロに近づけていいんです。

それよりも上手く機能してるのか、フィードバックを得ること全身全霊を注いでください。

ね、”赤色”使うとなんかうざったく感じるでしょ?

物理的構造化

では次に物理的構造化についてです。

もちろんこちらも『物理的構造化 アイデア』でぐぐれば出てきます。

ただ視覚的構造化よりも概念的で分かりにくいので、解説しておこうと思います。

ご存知の方も多いと思うんですが、よくあるのが

パーテーションで作業スペースと余暇活動スペースを区切って、活動と場所を1:1で対応させる

というものですよね。

「よっしゃパーテーションやな?!」って言って通販サイトを開くのは

少し待ってください。パーテーションかどうかなんかどーでもいーんです。

なぜ1:1で対応させなあかんのか?

それを考えるというか、相手の立場で想像せなあかんわけです。

今がごはんの時間やとして、頭だけじゃなくて身体全身で理解する。

そしたらご飯に集中できます。

勉強する机でごはん食べてもそれができるのが発達障がいじゃない人。

それがうまいことできひんのが発達障がいの人。

ごはんに集中できないとき、私たちならどういうときか?

想像してみてください。

仕事や恋愛でめっちゃ気になることがあるとき。

横のテーブルで子供がさわいでるとき。

口内炎めっちゃ痛いとき。

どうですか?心がそわそわしませんか?

そういう刺激をできるだけ取り除いてもらえたら嬉しくないですか?

その気持ちさえわかれば、物理的構造化とかいう言葉ははっきりいってどうでもいいんです。

もちろんそれに必要なアイテムも、なんでもいいですよね?

私たちでも、『寝室で寝る以外のことしない』っていうのが睡眠を深くしてくれます。

塾の自習室で勉強したらはかどります。

決して自閉症とかADHDのひとだけに有効なことじゃないんです。

彼らと自分らのちがいに注目しがちですけど、

彼らと自分らの同じ部分に注目してください。

それには想像力が欠かせないです。

自閉症の人は想像力に難があるといいますけど、

支援者が相手の気持ち想像できてないことの方が圧倒的に多いです。

なんかピンと来ない人は、まず自分が何か1つのことだけするスペースを作って、実際に物理的構造化やってみてください。

『この人は発達障がいやから、物理的構造化が有効なんです』

っていう決めつけが、一番有効じゃないっていう。

自分は相手のこと決めつけてないかな?

と少し止まって考えられたら、これから先にお話しする具体的な手法とアイテムについて読み進めてみてください。

自分なりのワークスペースや構造化、視覚的支援が生み出せることまちがいなしです。

構造化に便利なアイテム

というわけで、やっとオススメアイテムのコーナーです(笑)。

まずはやはりパーテーションですよね。

とにかく視覚的な刺激に弱い発達障がいの人たちなんですが、

パーテーションを『視界を遮る目的で配置する』のが有効と言われています。

パーテーションで使いやすいなと思うのは連結しやすい足のものですね。

施設とかやと連ねておくことが圧倒的に多いでんです。

そんなときに足が変に交差して変な隙間が空いたりします。

その隙間から外の様子を覗き見てしまうやつはめっちゃありがちです。

逆に支援者側が中の様子を覗くときにも使えるんですけど(笑)。

そういうことがないように、連なることを想定して買いたいですね。

重さも軽いと多動な他の人にぶつかられてすぐに倒れますので重めがいいですね。

中でイベントとかするときの移動がだるいので一長一短ですけど。

こんなやつですね。

こだわるなら活動場所ごとに色や種類変えたりするのも有効です。

パーテーションが視界のかなりの部分を占めるわけで、見たくなくても目に入りますからね(笑)。

視覚的構造化でいうと、時間を伝えるアイテムとしてタイマーはかなり有効です。

こういう系は数字が読めるのかとか、

デジタルが分かるのかとか、

考慮すべきことがたくさんありますけど時間の概念って把握しにくいのでなにかしらアプローチするのは欠かせないと思います。

私も仕事するときは直感的に時間分かる方法を採用してますよね。

時計はデジタルより断然アナログ派ですし、できれば両方欲しいし、一時間経ったらピピって音なって欲しいです。

ほんまは家族に『◯◯の時間だよ』って優しく囁いて欲しいです。

構造化って、これさえやればOKとかいうものではなくて

アイデアやアイテムはあればあるほど応用ききます。

電車乗るときは切符持ってもらうとか、

行く場所によって靴を変えるとか、

外食用のお箸持って行くとか。

常に考えてネタを増やしていくといいですね。

他にもいっぱい紹介したいのあるんですけど、あまりやり過ぎてもアイテムに気がとられてよくないと思うので

もっと紹介してよ、って方はコメントくださればオススメアイテムコーナーを設置しますね。

今回は以上です。
お読み頂きありがとうございました!

 

 

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