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【発達障害の人は選択できない?】「それ本当に好きなんですか?」

どうもNEIです。

私は基本的にアルギニン・マカみたいなのが入ってる飲料が好きです。いつも自販機に行くとどれを買おうかな~となって、最終的にはなんか真っ黄色な飲み物「デカビタ的なやつ」を選びます。某レッド牛的なヤツも好きなんですが、アレ飲むと基本的に後に口内炎ができます。

甘い缶コーヒーが嫌いです

そんな私の飲料選びは横に置いておいて・・・発達障害の人は「こだわり強い」という特性によく言及されます

「ほんまに○○さんって、いつも同じ服着てますよね~」

「たまにはバニラ以外のアイスも食べたらいいのに~」

「駅までの道、そのルート以外の道もあるよ??」

「なんで一番下のボタンだけとめないんですか?」

まあ、「ほっとけ!」って感じかもわかりませんが、一度くらいはそんな場面に遭遇したこともあるのではないでしょうか。というかあなた自身がそうかもしれません

周りから見ると“好きだからこだわっている”と簡単に結びつけられてしまう「こだわり」特性ですが、今回はここに疑問を一石投じてみたいと思います。

 

実は「好きではない!?」こだわりという特性

 

選択することの難しさ

私は発達障害の人の中でも重度かつ強度行動障害(問題行動が他傷行為や物損にまで及ぶ)の人の支援をしてきました。

支援においては、必ず「個別支援計画」というものを作り、目標を立て、その目標を達成するための支援方法、計画などを明らかにしておくモノです。

その中でよくある目標が「選択できるようになる」というヤツです。

2つあるうちから1つを選ぶ・・・一見簡単そうに思えることなんですが、重度の方たちでこれがサッとできる人は意外と少ないです。

なので、例えば

自動販売機に行って、本人に飲みたいモノを選んでもらったり

「散歩」だったり、「音楽を聞く」だったり、「絵を描く」といったようなアクティビティーを絵カードで見せて選んでもらったり

「選択給食」でお肉か魚か選んでもらったり

・絵を描くとき好きな色を選んでもらったり

そういった機会を定期的に設けて、選ぶ練習をしてもらうというわけです。

で、そういう支援を続けているとよくいるのが「いつも同じモノを選ぶ人」ですよね。

同じモノばっかり選んでるわけだから「ああなるほど、この人はコレが好きなんだな。」と思うじゃないですか。自販機に行っても「コ○ラ」のボタン以外絶対に押さない人とか、コ○ラが好きだと思うじゃないですか。と思いきや、その自分で選んだコ○ラを飲んでいるにもかかわらず、怒り狂って暴れ出す人とかがいるんですね。

で、若かりし頃の私は

「いやいや好きで選んだんとちゃいますのんか?!」

って思ってしまってました。

まあ結論から言うと、

好きで選んだんとちゃいますのんです。

 

なぜ発達障害の人が選択できないのか?

選べ選べと言われても。

自閉症スペクトラム障害(ASD)が傷つくことは何か?自閉症の偏食あたりの記事でも触れたことがありますが、

・発達障害のある人は、新たな環境や新しいモノゴトに対して「不安」が大きいんです。

その結果「巻き戻し」行動であったり、常同行動というのが起こってきたり、

新たな環境(食べものなども含む)に対して冒険することができないのではないか?ということをお話ししました。

 

それらにプラスして、選択という行為そのものの難しさというお話しを今回はしようと思います。

実は選択という行為は思いっきりマルチタスクです。

 

簡単そうに見えるけどめっちゃ色々やってる「選択」という行為

「選択する」という行為、一見簡単そうに見えますが、分解すると色々やってるんです。

 

①情報を仕入れる

 

まず、選択するためには情報が欠かせません

「どちらがいいかなぁ~?」

という時に、何の情報もなかったら選べませんよね。

たとえば、急に友達が

「俺服二枚持ってるんやけど、一枚あげるわ。さあ、どっちにする??

とか言ってきたら、「はぁ?」ってなりますよね。「どんな服か言えよ!!」ってなりますよね。つまりモノを選ぶというときには情報が必要なわけです。

「色」は?
「サイズ」は?
「テイスト」は?
・「シャツなのかTシャツなのか?はたまたタンクトップなのか?」

色んな情報がなければ、判断のしようがありません。

 

②仕入れた情報同士を比べる

情報を得ただけではまだ選択することはできません。今度は比べなければいけません

赤い服青い服が2枚あったなら、「赤が欲しいのか青が欲しいのか」を2枚テーブルに並べて吟味したいわけです。

このとき、大事なことがあります。それが、

「同時に見ないと比べられない」

ということです。

服を選ぶとき、1枚を左手に、もう1枚を右手に持ち、鏡の前で自分の体に交互に重ねて選んだことがあるかと思います。

比べるということは、同時に見ることなしには成し得ないのです。まさに天秤のイメージです。

”比べるには2つの皿がいる”

比べるという行為は、1つの皿、一本の腕では難しいんです。1枚の服を体に合わせ、そのあと一旦もう1枚の服を取りに行って、帰ってきてまた鏡の前に立つという間に前の服の印象を忘れてしまいます

ということは、比べるという行為は思いっきりマルチタスクであるということです。

発達障害のある人は「マルチタスク」が脳の機能的に困難です。

「選ぶ」という一見簡単な行為には【①情報を仕入れる⇒②仕入れた情報を比べる】という高度な機能を使っており、②ではマルチタスクを行わなければならないために、

・発達障害のある人は選ぶことが難しい

傾向があると言えます。

 

(まとめ)「好きだから」選んでいるという決めつけ

 

以上、「選ぶ」ことの難しさについてお話ししましたが、このことから言えるのは発達障害のある人の「こだわり」というものが、

・必ずしも「好きだから」選んでいるわけではない

ということです。

 

自由に好きなモノを選べることへの”憧れ”

 

では、「選択する」ことが難しい発達障害の人は、イコール生きづらいということになるのでしょうか。

よくよく考えて欲しいのは、定型発達の人を含め

すべてを自分で選んでいる人などいない

ということです。

 

・入りたい高校を、友達が多いからという理由で決めたり

・就きたい仕事を、親に言われるがままに選んだり

・ディナーをシェフの気まぐれに任せてみたり

・信頼できる友人に、今お付き合いしてる女性と結婚してもよいものか相談してみたり・・・

 

みんな一人で生きているわけではなく、たくさんの人の中で過ごしています。

「好きなモノを選ぶこともできない自分が情けない」

一時期私もそういう悩みを持っていました。しかしそれは、「みんなは自分の好きなモノをしっかりと自分で判断して選び取っている」という勘違いから生まれる憧れや妬みの一つだったと今は思っています。

そして、自分で選べるかどうかよりも大切なことは、

・あなたがいる環境が、あなたの選択に大いに影響を与えている

ということです。特に他人の影響をもろに受けやすい発達障害傾向のある人の場合、その傾向はより強くなります。なので、大切なことは「自分で選ぶこと」よりも、「より自分にとって良い選択ができるような環境に身を置くこと」なのではないでしょうか。

 

 

今回は以上です。

お読みいただきありがとうございました。

 

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