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健常者とのちがい

【すぐ洗脳される?】発達障害の人が騙されやすい2つの理由

どうもNEIです。

冬季五輪が始まっていますね。羽生選手の演技を見てもれなく感動した方も多いのではないでしょうか。私ももれなくその一人だったりします。フィギュアスケートって、マジでメンタルが物凄い重要やと思うんですけど、あの長い演技時間の中でそのメンタルを保ち続ける彼ら(彼女ら)を見るとホンマに「メンタルモンスター」やなって思います。

「失敗するんじゃなかろうか」っていう自分の思い込みとの闘いは、傍から見ていれば分からないモノですが、その努力たるや想像を絶するモノに違いありません。

 

洗脳という言葉に対する拒否反応は一体何なのか?

 

さて今回は、発達障害の人って洗脳されやすいのか?っていう疑問に触れてみたいと思います。「洗脳」とか言うと、日本人ってすごく拒否反応を示します。

でも、少し考えてみてください。テレビのCMから何から何まで大概私は「洗脳」の一種やと思うんですよ。拒否すべきは「ものすごく強力な洗脳」であって、小さな「洗脳」なんて親も友人も彼女も先生も、みんな多かれ少なかれかけてきています。「誰の意見にも染まらずに生きている」という感覚にそもそも疑問を持っていいのではないでしょうか

・ツイッターで皆が冬季五輪を見ていれば、なんとなく自分も見たくなる。

・PP○P(ピコ○郎)みたいなわけもわからんしょうもないもんがあんだけバズる。

・周りが受験勉強始めれば自分もやらないといけない気持ちになってくる。

・「ヤバイぞお前、それはヤバイ。ヤバイヤバい」とか言われるとなんだかほんとにヤバイ気がしてくる。

こういうのも自分の判断だと思いがちですが、他人の影響をもろに受けていますよね。こういう現象を全く警戒してない割に「洗脳」という言葉を聞くとマジでヤバイ気がする。こういう雰囲気こそが、私たち日本人が「洗脳」に対して免疫がなさすぎる原因の一つではないでしょうか。

これは、

自分の決定は誰の意思にも左右されずに、自分の意思決定で決められる

という誤解から生まれています。この情報過多な現代において、誰の意思にも左右されずに意思決定を行うなんていうのは恐らく幻想でしょう。

一人で無人島でずっと生きてきた、とかなら分かりますけど、普通に家庭で育って学校へ行って、就職して・・・と生きてきて、周りの人たちからの影響を受けていないわけがない。食の好み、しぐさ、服装、部屋のインテリアまで。ほとんどのものは「自分で選んでるようで選ばされている」。そういう危機感を持って生活しても罰は当たらないと思います。

 

まあ導入はそんなもんにしておいて、今回は「発達障害の人が洗脳されやすいのかどうか」ということについて考えてみたいと思います。

では、「なんで発達障害の人は、他人の意見に染まりやすいのか?」という疑問に、特性の観点から答えていきたいと思います。注目すべき特性は2つです。

 

(1/2)発達障害の人は記憶の仕方が健常者とちがう

 

まず1点目。

「発達障害の人は最後に会った人の話を信じてしまう」

という話です。

その理由として、発達障害の人の「上書き特性」が挙げられます。この「上書き特性」については、

以前、【ADHD対策】メモを取ることをそもそも忘れるっていう話という記事でも触れたんですが、重要なポイントなんでもう一度触れておきます。
次の図を見て下さい。

「メモする」ことを記憶するときの図

※分かりやすく「メモする」ことを記憶するときの例で図を作成しています。

詰め込まれているブロックの1つ1つが、「やること」です。その一つに「メモする」を入れています。
図を見てもらえれば分かると思うんですけど、
健常者の脳では並列に、発達障害のある(ADHD含む)人の脳では直列に、それぞれやることが詰め込まれています。

つまり、

発達障害の人の脳内では、やることが新たに出てくるたびに上からブロックが載せられていく

んですね。
そして、一番上からしか取り出せないわけです。で、それと「意見に影響されやすい」こととどう関係があるのかというと、

要は、一番直近で出会った人の意見が重要視されちゃうよ、ということです。

 

一番最近会った人の意見が一番上に記憶される

記憶の仕方が上から積んでいく方式

↓↓↓↓↓

人の意見も上から積んでいく方式

というわけです。

 

先ほどの図で言うと、ブロックの一番上から、「出会った順番に人の意見が積まれていく」ということです。

例えば、AさんBさんがいたとして、AさんBさんの順番で会話したとします。

①Aさんと会話する

Aさん「スーパーNEIは何でもとっても安いよ。」

②Bさんと会話する

Bさん「スーパーNEIは品物が良くない。NEIマートの方が品物もまぁまぁで安いよ。」

このとき、Bさんの意見が私の頭の中では一番上にあります。その結果私はスーパーNEIではなくNEIマートに行ってしまう。

このように、意見が上書きされていき、一番最近会った人の話が重要と思ってしまう、というわけです。

 

(2/2) 発達障害の人は総合的判断ではなく直列思考で判断する

2点目の発達障害の人が騙されやすい理由は、

発達障害の人は総合的判断ではなく、直列思考(=論理的思考)で判断する

というモノです。

分かりやすい例として、昼ごはんを安めにおさえたい場合を考えてみましょう。

みんな大好きマ○ドナ○ド

A.健常者の「昼ごはんを安く済ませよう」というときの考え方

「安く、昼ごはんを済ませたい」

⇒「マクドナルドなら安いけど、昨日ハンバーガー食べたな。今はキャンペーン的にいいのがやっていないし、席もこの時間帯は混んでいそうだな。」

⇒「吉野家の牛丼にしよう。」

B.発達障害の人の「昼ごはんを安く済ませよう」というときの考え方

「安く、昼ごはんを済ませたい」

⇒「安く済ませたいのだから、一番安いのはハンバーガーの単品だ。」

⇒「マクドナルドにしよう。」

AとBで、どう違うかわかりますでしょうか?

 

・Aの健常者はいろいろと並列的に判断しているのに対し、

・Bの発達障害の人は「安い」だけを追求しています。直列的に考えています。

発達障害の人は、あまり多くの判断材料を並行して吟味することがニガテです。マルチタスクの苦手さのせいです。私もそうですけど、一番重視する点だけを考えたい。それ以外のことまで頭を働かせるとキャパがオーバーするというか、面倒くさいんです。

青い服が欲しいと思って買い物に行く場合、「青ければいい!」と思ってデザインやら価格やら素材やらブランドやらについては棚上げする。そういう思考回路をしがちなんです(個人差があります)。

では、この直列的な思考の仕方と「騙されやすさ」とどういう関係があるんでしょうか?

 

ではなぜ騙されやすいのか。

 

それは、ズバリ、

相手の言ってることだけで判断しがちだから

です。

例えば相手の身なり、家を訪問してきたタイミング、その人がもってきた冊子の雰囲気、などなど、その人を信じられるかどうかの判断材料はいろいろあります。でも、発達障害の人はそういう情報ではなく、相手の言うことだけに着目しがちなんです。それは、さっき言ったとおり、いろいろ考えるのはニガテだからです。

もちろん、相手の言っていることに納得がいかなければ、発達障害の人は騙されません。しかし、逆に、相手の言ってることに納得してしまったら、そのときはどんなに見た目が怪しかろうが、悪名高かろうが、知り合いが被害にあっていようが、騙されてしまう。なぜなら、総合的に判断できないからです。

相手は騙すプロであれば、説得のスキルはかなり高いでしょう。特に発達障害の人は前提をすり替えられることに弱い。上書き特性のために、ある前提を元に話されると、前提自体を疑うところまで頭が及ばないことが多い。

たとえをひとつあげると、

ゴムクロワンさんのサイトより拝借

セールスマン「この街では、毎年必ず雪が降るので、タイヤのチェーンが必要です。

と言われたとき、雪が降るならタイヤのチェーンが要る、というところは間違っていないので、「ああそうか。」となってしまう。しかし、毎年雪が降るという情報はどこから出ているのか、そもそも雪が降っても必ず積もるのか?など前提の部分を疑うことがニガテです。

まあこの例は大分シンプルにしているので、流石に疑うかもしれませんが、実際の詐欺なんかはものすごくややこしい前提で話をしてくるので、総合的判断がニガテな私たちは、もれなく混乱します。

そういう会話のプロみたいな相手と話している以上、相手の話だけで判断してしまうというのは非常に危険なわけです。

発達障害の人にはそういう特徴があるので、もちろん話に納得がいかなければ、外見がどんな相手であれ、どんなに自分を褒めてきて良い気分にさせられたとしても騙されることはないでしょう。ただ、一旦相手の話に納得してしまうと、その考えは覆りにくいと言えます。

 

発達障害の人が騙されないための対策

 

以上のように、

1.一番最近会った人の話が重要だと思ってしまう

2.相手の話だけで判断してしまう

という2つの理由から、発達障害の人は騙されやすいと考えられるわけですが、どうすれば正しい判断をすることができるのでしょうか。

まず、1の「一番最近会った人の話が重要だと思ってしまう」という理由から言えば「上書きされやすい」という特性を知った上で、

①【すぐには判断しない】

というのが重要でしょう。すぐに判断してしまうと、今目の前にいる人の話をうのみにしてしまっている可能性が高いですから。できる限り多くの人と話した上で、一番最近聞いた話の信用度を少し下げて、判断するのがよいと思います。

2の、相手の話だけで判断してしまう、というのは私は別に間違っているとは思いません。外見で人を判断したり、過去のその人の行動・実績で人を判断するというのはその人の本質を見ているとは私は思いません。その人の格好がどんなものであれ、過去の行いがどのようなものであれ、自分の目で、耳で相手を判断する。それがオカシイとか間違っているとか言われることに対しては私は遺憾の意をあらわしたい。しかし、オカシイとは思いませんが危険性は確かにあるでしょう。こういう場合、

②【前提を疑うようにする】

のがよいかなと私は思います。その人を疑えと言っているわけではありません。話の前提を疑う、ということです。その話している相手も、前提を誤って捉えているだけかもしれません。人がどうこうではなく、話の前提を疑って、明らかにしておくことは自分にとっても相手にとっても有益なことです。

①、②のような対策を意識しておけばうかつにも騙されるという可能性は下がると思います。

 

まとめ

さて今回は「発達障害のある人が騙されやすい2つの理由」、すなわち

1.一番最近会った人の話が重要だと思ってしまう

2.相手の話だけで判断してしまう

というものについてお伝えしました。それぞれ発達障害の人の特性に基づいていて、1は「上書き特性」2は「直列思考」というものと紐づけて解説させてもらいました。

そして、対策として

①【すぐには判断しない】

②【前提を疑うようにする】

という2つを挙げました。①では直前に話した相手を信じやすいから、一旦持ちかえって判断することを心がける。②では相手を疑うというよりは話の前提がおかしくないか?について考えることを意識しよう。ということでした。

今回は、「騙される」という捉え方でお話ししましたが、これは裏を返せば「人を信じることができる」ということです。「騙されやすい」と捉えればデメリットのように聞こえてしまいますが、「信じる心をもっている」と捉えればメリットのように聞こえます。自分の特性というのは表裏一体のコインのようなもので、しっかりその特徴を知ることで武器にもできると私は思っています。

そういった「自分の特性を受け入れ、価値として高める」ための講座をメルマガにて行っておりますので、自分の特性をネガティブに捉えてしまうがゆえに、周りからもネガティブに扱われてしまっているという方は登録して頂ければ何かが変わるきっかけになると思います。

 

今回は以上です。お読みいただきありがとうございました。

 


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