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「療育」と「発達障害支援」

スヌーズレンは本当に効果があるのか?【感覚過敏対策】

どうもNEIです。

毎日暑くてプールとか海に行きたくなります。ちなみに僕は小学校くらいのとき海パンに砂が入るというトラウマのせいで海には絶対に行きたくなかったのを覚えています。今は水着を見れるので、あ、いや、母なる海の懐の広さを感じるために海へ行きたいと思うようになりましたよね。

しかし、私は生きづらいほどではないにしろ感覚過敏というのが昔からあったように思います。

大人になるにつれ、だんだんマシにはなってきたんですが感覚過敏があるとずーっと「キモチワルイ」んですね。服の感触もイヤだし、砂場で遊ぶのもイヤだし、酷い場合はパニックを起こしたりもします。

この感覚過敏を軽減するための「スヌーズレン」というのがオランダから海を渡ってやってきました。

https://www.snoezelen.info/ より

スヌーズレンっていうのは、感覚統合を目的とした「ふつうでは味わえない感覚」を提供するためのものです。

平衡感覚(揺れるとかバランスを保つ感覚)を刺激したり、目を刺激したり、手のひらで独特な感触を楽しんだりする療育のひとつです。

・ウォーターベッド

・ハンモック

・ミラーボール

・にぎにぎのためのトゲボール

・泡がボコボコでる水槽みたいな筒

・適度に暗めのへや

・ピアノやオルゴールのミュージック

などなど・・・目、耳、手触り、平衡感覚を刺激するためのアイテムがたくさんあって、これらを置いてある部屋のことを「スヌーズレンルーム」といいます。

スヌーズレンルームでしばらく過ごすことで「感覚」が統合される・・・ムズかしい言葉なんすけど、

感覚過敏っていうのは、感覚が強すぎたり弱すぎたりすることです。

ようするに、バランスがおかしくなっちゃってるわけです。

たとえば、

・砂とか泥を触ろうとしない、触りたくない。

・服のタグとか特定の素材を非常に嫌う。いつも同じ服を着る。

・ぬいぐるみとかの特定の部位をいつも触ったりスリスリしている。

・光が眩しくて生活に支障がでる。

・ガラスがぶつかる音とか、赤ちゃんの声とか、特定の音がニガテ。

みたいな例があるんですが、

過敏ではない人から見たら、「ぜんぜんふつう」な刺激であっても

「痛い」とか「かゆい」とか「ムズムズする」とか「まぶしい」とか「うるさい」とか。

そんな風に感じてしまうのが、いわゆる感覚過敏なわけです。

感覚過敏の原因として「情報に優先順位がつけられない」というものがあるということを

以前、考えてみたんですが

※感覚過敏の原因について考えた記事⇒(ADDとADHDのちがいと共通点についてのまとめ【保存版】

まあ原因はなんであろうと、感覚過敏はこの世界で暮らす上で、かなり支障が出るものでしょう。

 

その感覚過敏をええ感じにマシにできるで!!

っていうのがスヌーズレンの目的というか、うたい文句なんですね。

 

スヌーズレンは効果があるのか

 

で、このスヌーズレンって実際に効果があるのか?っていうことなんですが、

小さい頃にやっておくと効果があると言われています。

 

私は成人施設で働いていたんですが、

正直20歳も越えてくるとスヌーズレンをやったとしても、「今さら感」がありました。

 

スポーツや語学なんかでは英才教育とか言うて、3歳とかからやらせたらすごく能力が伸びると言われてますよね。

それと似たようなもんで、「感覚の統合」も成長期みたいなもんがあるように思います。

今言ってるのは全部僕の主観的な話なんで、全部鵜呑みにはしないで欲しいんですが、

 

スヌーズレンの使用について個人的に大事だと思うのは

本人が楽しんでいるか?

ということです。

 

スポーツでも、子どもがやりたくないのに親の想いで押し付けても続きません。

続かなければいくら英才教育しようが芽が出ることは一生ないんですよね。

スヌーズレンをやるかどうか、決める上で判断材料にして欲しいのは、

「子どもさんが楽しそうにしているか」

です。遊びっていうのは人間を成長させますが、やらされていることは成長に繋がらないことが多いです。

 

楽しいと思って歴史を学んでいる子と、嫌々歴史を学んでいる子であれば、

伸びるのが早いのはおそらく楽しいと思って歴史を学んでいる子でしょう。

 

なので、ハンモックに乗って夢中になって揺れている、とかであればきっと効果があるんでしょうし、

一通り、ウォーターベッドに乗ってー、ニギニギボールにぎってー、泡ぶくぶくするの見てー、みたいに

祭りの夜店をめぐるような感じで移動していくような子は大して楽しんでいないかもしれません。

 

楽しんでやれていないのであれば、

その時間を使ってその子が大好きな計算をしたり、絵を描いたり、音楽をきいたりしている方がよほど有意義に過ごせるのかなと思うんですよね。

 

”オランダから来たスヌーズレン” とか ”効果が実証されている療育方法です” とか言われると、なんかよさそうに聞こえるんですが

発達障害の現れ方は人それぞれで、全然ちがうんですよね。

なので、いくらみんなが良いと言おうがヨーロッパで広まっていようが、

自分に合わなければそれまで。

 

これは薬だとか、TEACCHだとか、構造化だとか、色んなことに言えます。

 

親がどれだけ子どもの身になって考えてくれているかは必ず伝わります。

子どもの気持ちをわかろうとして、同じような行動をしてみるとか、一緒にプールに入るだとか、頭を悩ませて工夫してくれているなら支援の良さうんぬん関係なく子どもは必ずすこやかに育つんです。

 

せっかくだから一緒に入ろう!

これは個人的なオススメでもあるんですが、スヌーズレンを利用するなら支援する人や親御さんも一緒に入ってみた方が良いと思います。

子どもや発達障害の人がどういう活動が好きで、どんなふうに感じているのかというのを一緒の空間で過ごしながら考えてみてあげてください。

ずっとウォーターベッドにいるなら、「なぜ他のものに興味がないのか?」「仰向けなのかうつ伏せなのか?」「揺れているのかいないのか?」そういうことをチェックしてみてください。

その人が何を感じていて、どういう感覚が好きで、どういう感覚が嫌いなのか。それを考える時間を取ってあげてください。

答えはわからなくてかまいません。そういう時間をわざわざ忙しくても確保するというのが一番大事なんです。そういう時間に思いもよらない発見とか、生活する上でのヒントがもしかしたら見つかるかもしれません。

 

幼少期には効果あり!

今回はスヌーズレンは本当に効果があるのか??

というテーマでお話しさせていただきました。

「幼少期であれば感覚の統合に役立つだろう」

ということを踏まえ、

本人が楽しくないならやらせず他のアクティビティに時間を割いた方が良いのではないか、

ということをお伝えしました。

 

発達障害の人は独自の感じ方を持っています。その表現はパニックであったり、固まってしまうことであったり、何か周りに迷惑をかけるようなものかもしれません。

しかし、その現れ方はあくまでも氷山の一角です。その見えない部分には必ずその人だけの「感じ方」があります。その「感じ方」に寄り添い、理解しようとしてもらうことをきっと本人は何よりも求めていると思います。

 

今回は以上です。お読みいただきありがとうございました!


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