発達障害の人は『筋を通せず』人間関係に失敗する『その壱』

どうもNEIです。

今回はタイトルの通り、

発達障害を持つ人が「筋を通せ」と言われても理解できない

という点について触れさせて頂きます。

というのも、
私が妻や親とモメにモメたのがこの「筋を通す」という考え方についてのすれ違い
であったからです。

以前の過ちというのが誰にでもあると思うんですが、

それについて何度か謝ったにもかかわらず、

「以前あなたがあんなことをしていなければ、私はこんなに怒っていない」
「あんなことをしたという申し訳なさが態度にあらわれていない」

と言われ、

私は

「もう過去のことだし謝ったのに、なぜ何度も何度も掘り返すのか?」
「過去の過ちに捉われていたら、これからのことは建設的に考えられない」
「そんなのは非合理的だ」

というような反論をしてはケンカを繰り返してきたわけです。

この話はアルフ氏との対談でも少し触れているので、興味ある方は聞いてみて下さい。
※「筋を通せずケンカになった」話から再生されます。

 

というような分かりにくい「筋を通す」というヤツなんですが、

その大いなる悩みの種となるであろう「筋を通す」という概念を
今回のシリーズにてバッサリ切ってやろうと思います。

まず第1回の今回は「筋を通す」とは何なのか?
「一体何の意味あるねん!?」、というのを解説します。

1上司の判断
2日本と中国の水掛け論
3ヤクザがなぜ筋を通すのか

という3本立てで、共有していきたいなと思っております。

そのうえで、次回、
第2回にてナゼ私たちが「筋を通す」というのが理解できないのか、
「社会性の障害」という切り口でお話ししたいと思います。

想像力の障害、や並行作業の障害という部分には結構多くの専門家が解説しています。

しかしこの「社会性の障害」とは一体なんなんだというのは実はあまり触れられていません。

それだけに、
今回の「筋を通すとは?」シリーズはかなり画期的な記事になると思っております。

 

それでは、健常者の考え方の世界へ飛び込んでみましょう!

ヒアウィーゴー!!

 

筋を通すために考慮されるべき『ステークホルダーと過去』

さて、早速1つ目の例「バス送迎希望者が現れたときの上司の判断」という
タイトルでお話ししていきます。

 

とある社会福祉法人でのお話しなんですが、

利用者さんの送迎バスっていうのがあったんですね。

朝と夕方、自宅の近くまで送り迎えするという、幼稚園とかにもよくあるアレです。

強度行動障害(重度の障害を持つ人のうち、パニックなどがひとたび起これば
人やモノを攻撃し、甚大な被害をもたらす可能性のあること)を持つ人たちが
多数乗っていて、バスの運行はなかなか大変な業務のひとつでした。

そこにこれまで自主送迎されていた方が、バス送迎を利用したいと、申し込まれたんです。

席はまだギリギリ空いていたので、親御さんも困っているのだろうから
乗せてあげればいいじゃないか、私はそう思っていましたが
私には許可の権限はなく、乗れるかどうかを判断するのはフロアの上司です。

上司は「もう乗れる余地がありません、断ってください」と施設長に言ったんです。

私は「えっ・・?」となりました。

「まだ乗れるんじゃないの・・?」と。

実は私の上司は、どんどんフロアの状況も配慮せず利用者さんを新規獲得したり、
上司の進言を軽く受け流してしまったりする施設長に対して、
以前から快く思っていなかったんだと思います(推測ですが)。

その積み重ねの結果、恐らく「施設長の提案には何かしら理由をつけてノーと言おう」というような
心づもりだったのだと思うんですね。

その結果、利用者さんのご家庭のことを思うなら当然乗れる限り乗せてやる努力をするところ、
上司はノーと言ったわけです。
(※もちろん、私が捉えているリスク以上のリスクが、上司には見えていた可能性はありますが。)

私は、今あげたような判断・行動というのが「筋を通す」っていうことなんだと捉えています。

「筋を通す」際に考慮されるべき”複数の”ステークホルダー

このとき上司が下した判断は、一見、合理的ではないですよね。

「今の」バスに乗せる乗せないの判断というのが、
過去の施設長の行動」に影響されているからです。

バスに乗せて欲しいと申しこんだ親御さんは過去のことなど考慮に入れられても、
「一体なんのこっちゃ、私らには関係ないがな」、という話です。

ですが、ことはそう簡単ではないわけです。

この問題には、非常に多くのステークホルダー(利害関係者)が絡んでいるからです。

1施設長
2上司
3親御さん
4利用者さん本人

それぞれの思惑を予想すると、

1施設長「親御さんの満足度を高めたい」「利用者さんに穏やかに過ごして欲しい」
2上司「施設長が簡単に難題を振ってこないようにしたい」「バスの運行で問題が起こるリスクは減らしたい」
3親御さん「子どもをバスに乗せて欲しい」「子どもに穏やかに過ごして欲しい」
4利用者さん本人「気持ちよく作業所に通いたい」「通所手段はどっちでもいい」

さらには、障害福祉業界の最近の動向だとか、法人の理念(理事長の考え)とか、部下(私)の目とか、
もっとあるんですが分かりやすく4人にしています。

ちなみに私は、「親御さんが楽になるように」、「利用者さんが穏やかに過ごせるように」
という2つだけを考えていました。

その2つを満たすための施設・法人であり、それこそが私の仕事の役割だと考えていたわけです。

もちろん上司もその2つは考慮に入れていたと思うんです。

じゃないと何のために働いてるのか分からなくなってしまいますし、
人として私は上司を尊敬していましたので、
上司がそんな当たり前の2つをないがしろにするような人ではない
ということはよく分かっていました。

ではなぜ、上司は「バスにはもう乗れない」と判断したのか。

それは、全員の思惑を考慮した上で
「施設長と上司の関係性が改善されることが全てにおいて優先される」
という判断に至ったからではないか。

私はそういう風に思っています。

この例はあくまでも「筋を通す」ことの一例に過ぎないんですが、
要は何が言いたいのかと言うと、

関わる人たちの関係性によって、「上司の判断は変わる」

ということです。

恐らく私が上司の立場であれば、施設長との関係は一切考慮に入れず

施設長が誰であっても「利用者さんをバスに乗せよう」という判断をしていたと思います。

それは私にある機能が欠如しているからなんですね。

その機能=「社会性」について話す前に、もう少し「筋を通す」ことについて説明させてもらいます。

 

筋を通す=「外交」という話

もうひとつ「筋を通す」例を挙げたいと思います。

ちょっと大きな話ですが、日本と中国の「外交」についてです。

満州事変というのをご存じでしょうか。

まあちょっとググれば出てくるので説明は端折りますけども、

要は「日本は昔、中国にひどいことをした」ということです。

そして、その”ひどいこと”について、

日本は「もう謝った」

中国は「全然謝り足りない」

という立場を取り、そこに険悪なムードが流れている、という状況です。

私と妻のケンカに似ていますw

このままずっと2国間でいがみ合っていると、

下手すれば、戦争が起こりますよね。

でもこれ、実はもう戦争の前哨戦なわけです。

戦争は軍事力の勝負です。

しかし、「世界には日本と中国2国だけではない」ということです。

物資を調達するにしても、
相手と戦ってるときに背後から攻められないようにするためにも、

”周りの国々に、良い印象を持っておいてもらいたい”

そうすればいざ戦争となった時に有利に進められるから、というわけです。

戦争の前に勝敗を分ける舌戦であり、言い負かし合い、各種交渉など。
それが「外交」というものです。

「外交」は何も戦争の下準備というだけの話ではなくて、
「外交」で相手を圧倒できれば戦争はするまでもないんですね。

たとえば中国に、
「どっからどう見ても、日本が悪役を背負わされる」というような、
上手い外交をされると、圧倒的に日本にとって不利になるわけです。

「筋を通す」というのは、この「外交」に近いと私は考えています。

 

ヤクザの世界に「筋を通す」がなくなれば抗争が多発する?

さて、今回は例が多いんですが、もうひとつヤクザについても触れておかなければ
「筋を通す」は語れまへんがな。

・・・少し萬田銀次朗が出てしまいましたことはお許し頂くとして、

さて、

なぜ、ヤクザは「筋を通す」ことを求められているのか。

それは彼らが一度「抗争」を巻き起こせば双方に甚大な被害が生じるからです。

その前哨戦である「外交」で留めておきたいわけですね。

 

はっきり言いますが、発達障害の人は「筋を通す」ことが苦手なばっかりに、

双方にとって甚大な被害をもたらす「ケンカ」をよくやりがちです。

それは、なんでなのかと言うと、
発達障害をもつ人が、「理屈」や「合理性」をたよりに動くせいだと言えます。

 

合理的に動くヤツは”裏切る”?

ヤクザの世界では、「筋を通す」男が尊敬されます。

「筋を通さない」ヤツは、すぐ裏金とかなんかで手のひらを返し、裏切ってくるわけです。

「合理性」で動く人は、その人の利益を出せば簡単に操れるわけですね。

100万円の給料で組織にいる人をスパイにするために200万円払えばいい。
そういう話になります。

しかし、「筋を通す」ことを貫く人間はコントロール不可能です。

「オヤジへの恩」とやらで動いているわけだから、いくら金を出そうが、
襲撃するぞと脅そうが、実際命を狙われようが、
「筋を通す」男の行動は曲げられないわけです。

それは要するに、”裏切らない”という信用になるわけです。

裏切られたら即死、みたいな世界では「裏切らない」ことはどんなものより
ステータスになりうるというわけですね。

まあ、ステータスとして「筋を通して」いるわけだから、
いざとなったら余裕で裏切ったりするんですが、その辺が面白いトコだったりします。

まとめ

はい、今回は「筋を通す」とは何なのか。

それを皆さんと共有する回でした。

1『バス送迎と上司の判断』
のストーリーから、「筋を通す」ときには
a.多くのステークホルダーが絡む
b.過去や状況、タイミングで判断が変わる
という要素について触れました。

2『日本と中国の謝った謝ってない水掛け論』
では、
a.「筋を通す」ことは戦争の前哨戦「外交」と言える。
b.「外交」で圧倒すれば戦争の抑止すら可能である。
ということに触れました。

3『ヤクザは「筋を通」さないとドエラいことになる?』
では、ヤクザが筋を通すのは
a.一度抗争が起こればお互いただじゃ済まない
b.合理性で動くヤツは裏切る
という理由ではなかろうか、というお話しをさせてもらいました。

 

ちなみに私は個人的にアウトローの「外交」というものにとてつもなく興味を引かれますw

「すげぇーこの『外交』!!」っていうストーリーを知るとゾクゾクするんですよね。
戦国武将の逸話であったり、ミナミの帝王であったりね。

ちなみに家康が大阪城にイチャモンつけたアレなんかは子どものケンカか!って思うじゃないですか。
まあアレも実は、「家康が圧倒的」ということを周りの大名に見せつけ、
天下を取った後の世界でやり易くするためにやったんじゃないだろうかとか。

そういう想像をするのが大好きですw
きっと自分にない考え方だから惹かれるんでしょうね。もっと学んでいきたいですw

次回、いよいよ発達障害の特性「社会性の障害」と「筋を通す」を絡めて
お話ししたいと思っております。

私は2,000人近い子どもたちが水面に出来る泡のように、コミュニティを作っては消えて行く、
その様子をずっと見てきました。
そして気づいたこと。
実は今世の中で成功しているのは「筋を通せる」人間なんだ・・・
そして「筋を通す」子のIQは高いとは限らないということを知りました。

そこらへん、是非お話していけたらと思っておりますのでよろしくお願いします。

それでは、今回は以上です!
お読み頂きありがとうございました。

 


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