どんなキャリアを積めばいい?

発達障害の人は、ジェネラリストよりもスペシャリスト寄り?

「発達障害の人は、どんなキャリアを積めばいいんだろう?」
って考えたとき、どうしても資格だったり専門性だったりっていうことに囚われそうになりますよね?


でも、そういう考え方になってしまうのは雇う側(雇用主)視点になってしまっているからだったりします。

インターネットの登場によりカスタマー(お客さん)と提供者が直に繋がる時代が来ています。
そこから考えた、次世代の当事者の積むべきキャリアを考えていく記事です。

どんなキャリアを積めばいいのか?

士業?プログラマー?語学留学?MBA?

将来的に役に立ちそうなキャリアを積んで行きたい。

「引く手数多」なジョブを経験しておきたい。

そんな風に考えて、弁護士会計士などの士業、コンピュータやITに強くなるためにプログラマエンジニア、外国語は間違いないと考えての語学留学、経営者になるためのMBA取得・・・などなど。

考えられるキャリアや資格というのはたくさんありますよね。

キャリア形成で抑えておきたい障害特性

①得意、不得意がハッキリしている。

もはやよく知られた話なので、多くは語りませんが

発達障害の人は向き不向きがとてもハッキリしています。

何か一つのことに特化していて、他のことはからっきし・・・という感じです。

成績表で言えば、5教科をバランスよく点とるよりも1教科だけ100点で他は0点、というのは少し大げさではありますが、そんな感じで、ムラが激しいと言われています。

万能型(ジェネラリスト)が求められている

「八角系のバランス」 ケロッグHPより

そんな偏りがちな発達障害の人たちなんですが、

この現代社会では、

・万能型の人たち=ジェネラリスト

が重宝されています。上司になるためには、人に指示を出せなければいけませんよね。

どんな仕事内容でもソツなくこなせるバランスタイプの人の方が、指示を出す際にもバランス良く出せるはずです。

なので、会社ではジェネラリストの方が、スペシャリスト(専門家タイプ)よりも採用されやすかったり、昇進しやすい・・・という傾向があります。

役割に縛られて苦しくなってくる

スペシャリストが向いているのはわかりましたが、キャリアを積んで行こうとした時に、猛烈に厄介な特性があります。

「強烈に立ちはだかるヤツ」

それが、

・他人から見られる役割に自分が縛られてしまう

というものです。

積むべきキャリアを決めるということは、言って見れば『他人からどう見られたいかを決める』ということです。

・「弁護士として見られたいから六法全書を覚えて国家試験に受かろう。」

・「スポーツ選手として見られたいからスポーツ推薦を狙おう。」

・「事務職のエキスパートとして見られたいから簿記を取ろう。」

というような感じで、「どう見られたいか」を起点にしてこれからやるべきことを決めるわけですよね。

しかし

他人からどう見られたいかを決めた結果、自分の今後の生き方や振る舞い、人生全体が他人の目に縛られ、身動きが取れなくなって行きます。

するとものすごく息苦しくなり、全てを投げ捨ててしまいたくなるわけです。

これこそが、僕たちがキャリアを積んでいくにあたって最も面倒な敵なんです。

かくいう僕も、公務員という安定性最強のポジションをぶん投げてしまいました・・・。

しかし、これからの時代では、キャリアを積めないことに落胆する必要なんてないんですよね。

カスタマー(お客さん)とダイレクトに繋がる時代。

さて、ここからは偉人の言葉なんかも交えながら、ここ最近での市場の変化についてお話ししていきます。

この章を読んでもらえれば、

「あれ?キャリアとか意味なくね?」と思えるような内容になっていると思います。

「カスタマーナンバーワン」

アリババやらタオバオを起こした中国の英雄ジャックマー氏ですが、不屈の精神といえば彼かヘンリー・フォードかというくらいの感じがありますよね。

そんなマー氏が言っている言葉で非常に印象深いものがあります。

『ビジネスを展開して行く上での優先順位をはっきりと、

 1.お客さん、2.従業員、3.株主、と定めた。』

アリババ創業者 ジャック・マー成功への10の秘訣

このジャック・マーの10rules successの動画、僕は100回以上見てるんですがとても勇気付けられるのでオススメです。KFCに働きに行ったとき、24人中自分以外の23人が採用された、とかハーバード大学に10回入学拒否された、とかもう挙げだすとキリがないくらい拒絶され続けてきた男です。それでも諦めないっていうのがほんまにすごい。そんなマーさんは、僕の尊敬する人物ランキングTOP5に間違いなく入っております。

で、その彼のビジネス哲学においては「お客さん」を一番に持ってきています。

株主はいざとなったら逃げる、みたいなことを言っていた気がしますが、理由はともかく、お客さんを第一に持ってくる・・・「カスタマーナンバーワン」の考え方はこれからの時代とても重要になってきます。

雇用者が「キャリア」を重視してるだけ

ここからは、ジャックマー 氏の話も踏まえながら、少し『市場の変化』を見つつ、「キャリア」の意義について考えたいと思います。

ちょっと次の図を見てもらいたいんですが、

  1. 消費者が何か欲しいと思いました。
  2. 消費者のニーズを察知した雇用者(事業主)が、従業員を雇って
  3. 従業員がはたらいて、商品やサービスを生み出し提供しました。

2.で、雇用主は「キャリア」を参考にして従業員を選び、採用しました。

これまでは、市場ではこんな流れでサービスや商品が提供されてきたので、労働者として働く場合、「キャリア」が大事になっていました


お客さんと直でやり取りするようになる。

しかし、今後(というか現在もすでに)下の図のようになってきます。

今後、この図のように供給する人と、消費する人が「直で」やりとりするようになるでしょう。

消費者(カスタマー)が求めるものを、供給者がダイレクトに提供すればそれで万事OKなわけですね。

この間に「キャリア」が入り込む余地はありません。

なぜなら、

消費者は、求める商品やサービスが提供されればそれで良い

からです。

供給者にキャリアがあろうがなかろうが、望むモノが手に入れば問題ないんです。

発達障害の人が磨いていくべきこととは?

キャリアというのは、カスタマーナンバーワン視点からいくと今後その重要性はどんどんなくなっていきそうです。

では、そんな需要と供給がネットでダイレクトに繋がる新たな時代に、私たち当事者は何を準備すべきなんでしょうか?

「自分と他者のちがい」を明らかにする

キャリアが不要になれば、社会に貢献するためのやり方はかなり自由度が上がります。

誰かの相談に乗ってあげたいなら、カウンセリングや相談員の資格がなくたって、誰でも話を聞いてあげることはできますし

手作りのインテリアが欲しい人に、家具の会社で働いた経験なんてなくっても、自分のデザインしたイスや机や棚を提供することだってできます。

しかし、ただ提供するだけでなく、お客さんを満足させてあげなければ、もちろん仕事はもらえません

なので、自分が何者なのか?について、キャリアが重宝されていた時代より、もっと真剣に考え抜かなければ生き残ることは難しいです。

そのためには、

  • 自分が何が好きなのか?
  • 何が得意なのか?
  • どんなことにこだわるのか?
  • 男性性が強いのか、女性性が強いのか?
  • 自分が何に価値を感じるのか?
  • どんな世界で生きていきたいのか?
  • 誰とともに過ごしたいのか?
  • 誰が自分にとっての「お客さん」なのか?
  • どんなことならずっと続けられるのか?

などなど、たくさんのことを明らかにしていかなければいけません。

他人からフィードバックを得るために

発達障害の人たちはとにかく、コミュニケーションが不足しがちです。

上で挙げたようなことを明らかにするためには、他人と自分がどう違うのかということを高い制度ではあくしておく必要があります。

そのためには、他者から積極的にフィードバックをもらうことは、絶対に避けられません。

フィードバックをもらうためには、「目的を持って、アウトプットをする」こと

をぜひ、意識してみてください。

まとめ

今回は、「発達障害の人が今からキャリアを積んでも意味がない理由」というテーマでお話しさせていただきました。

「キャリア」は、雇用者が従業員を雇う際に参考にするためのものであり、

『カスタマーナンバーワン』な市場や、

インターネットにより消費者と供給者がダイレクトに結びつく時代では意味がなくなる。

キャリアではなく、自分自身が何者かを知ろう。

そのために、目的を持ったアウトプットをどんどんして行こう。

・・・というような内容でした。

4月から稼働しております「発達マーケティング&セールス研究所(マセ研)」ではアウトプットのための場を作っていったり、

自分とは何者かを知るためのワーク(コンセプトメイキング)のための研究を盛んに行っておりますので、良かったら参加してみてください。

マセ研の詳細や設立の趣旨などはこちらからどうぞ。

今回は以上です。お読みいただきありがとうございました。

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