前回、グレーゾーンやスペクトラム性という考え方がこのままだと一般の人たちに、全然浸透しないのではないか?
という懸念を表明し、

それらに変わる、要するに
【発達障害と健常の間】にあたる新たな区分についての提案をしたいんだ!
というところまで話しました。

今回はその概念について、詳しく話していきます。

その前に一つ、
押さえておきたいポイントとして

『発達障害って性格とか個性だよ』っていうのは全面的に否定できない

っていうのがあります。

でも前回の記事にて、割と強めの語気でそれを否定したのは
障害レベルの発達障害の人たちを考慮に入れる必要があるからなのです。

つまり、

発達障害は、性格とか個性という側面もあるんだけどそれを認めた場合、
性格とか個性の域を越えた生きづらさを持っている、
本当の障害レベルに属する人たちが困るよね?

っていうことなんです。

たとえば、

①ADHDなら『おっちょこちょい』とか、
ASDなら『へんてこなこだわり』みたいなレベルの性格とか個性っぽい特性と

②ADHDなら『会社をクビになるレベルの遅刻癖』とか
ASDなら『夜眠れないレベルの心配性』とかの生きづらさを伴う特性が

両方とも存在しているんですよね。

この①と②のどちらか片方しか見ていない人が多いのが、
話がこじれている原因ではないかと私は考えています。

①or②ではなく①+②が現在でいうところの発達障害なのです。

性格とか個性っぽいのと、明らかに障害レベルの特性が
混ぜこぜで扱われているわけです。

これって、大きな問題だと思うのです。

Aさんは①を発達障害だと思ってて、
『発達障害なんて性格や個性の一つでしょ?』って言ってて

Bさんは②を発達障害だと思ってて、
『いや生きづらいんだから制度やサービスを作ってもらわないと困るよ』
って訴えている。

見ている特性のレイヤーが2人でそれぞれ違うのだから、
話が噛み合うわけがないですよね。

僕も、そんな議論にすらなっていない言い合いやすれ違いをたくさん見てきました。

なんでこんなことになるんだろうって、3年以上不思議に思ってました。

それがここに来て、ようやく分かったんです。

その原因は、

①の人たちの性格や個性がしっかり社会に認識されていないからなんです。

これを解決するのが

『発達障害型パーソナリティ(DDP)』

という新たな概念になります。

発達障害型パーソナリティ(以下DDP)とは、簡単に言えば
【発達障害風の性格】です。

  • こだわり強い
  • 落ち着きがない
  • よく忘れ物する
  • 全然時間守らない
  • なんか偏った考え方をする
  • 説明が無駄に長い

みたいな性格(個性)をDDPとして区別しましょう。
そして、特性が性格や個性で済まなくなった人たち・・・

  • 会社を何度もクビになる
  • 何度結婚してもDVを受ける
  • 住処がゴミ屋敷になる
  • 二次障害として鬱やパニックなどを起こす
  • どの職場でも上司に怒鳴られたり叱責されるようになる
  • 心配事などで睡眠不足になり日中の活動が制限されてしまう

etc…な人たち(医師の診断などを含め)を発達障害としましょう。

DDP vs 発達障害

というのが今回の提案の骨子となります。

これの方が、グレーゾーンやスペクトラム性
というなんかよく分からない『中間っぽさ』
もなく性格診断としても使いやすいし、
一般層にも浸透しやすいのではないでしょうか?

そして、
DDPがあることによってDDPと発達障害との対比
が自然とみんなの間で行われるはずです。

この人はDDPかな?それとも発達障害かな?
という感じで。

そうなることによって、
発達障害と認識されてる人は性格や個性だなどとは言われなくなるでしょう。

なぜなら、

特性が性格や個性レベルの人たちは、
もう既にDDPとして区分されてしまっているわけだから、

発達障害として認められてる人たちの中にはもう特性が性格や個性レベルの人はいないことになります。

DDPが一般層まで浸透すれば、
これまで何度も何度も至る所で起こってきた不毛な論争・・・
『発達障害は性格/個性だ』
『発達障害は努力不足だ』
・・・等は、この地上から姿を消すでしょう。

そして、DDPが広まることによって、
本当の発達障害の人たちに適切な支援や制度
が用意されていく土台ができるはずです。

以上が、僕の今回の提案です。

DDPの詳しい説明についてはしっかり広まりやすいように
書籍を作ろうかなと考えていますが、
もしなんかもっと良い案あるとか、賛成とか反対とか
あれば意見を僕の方までお届けください。

もし純粋に賛同であれば、SNSなどでこの考え方の拡散をお願いしたいです。

もう少し時間をかけてまとめて本にするので、その時に本を広めるのを手伝ってもらえると非常に助かります。

今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。