発達障害ってどんな特徴があるの?

「発達障害って結局どういう障害なの?」って訊かれて、即答するのは10年以上この分野に携わっている私ですら結構難しいです。なので(困った時見返せるように)特性を個人的に重要と思う順にランキング形式で載せてみようと思います。

考慮したポイントは、

特性ランキングの基準

①2次障害に至る、経済的な打撃を受けるなど「生活への支障」をきたす度合い。

②悩みの9割を占めると言われる人間関係に関わる度合い。

③練習・勉強・仕事をしたいのにできないなど自己管理に関わる度合い。

の3つを採用。
色々みなさま意見あると思うんですが、個人的にこの3つかなと。
中には、これって障害特性なの?みたいな項目も出てくるかもしれませんが長年携わってきて「まぁ関係あるでしょ」っていうレベルのものしか入れてません。裏付けとかはしないので、適当に疑いつつ読んでもらえたら幸いです。
もしこの特性について詳しく知りたい!みたいなニーズがあればコメントなどいただければ善処しますんで。
カウントダウン形式で進めて、それぞれの特性に一言コメントをつけていきます。それではレッツカウントダウン!!

特性ランキング:11位〜21位

まずは11位から21位まで発表です。どれも辛い特性ではあるんですが、状況に限定されたり改善策があったりするのでこのランクにしたよ、という感じです。

【21位】自傷行為

21位は「自傷行為」です。
パッと思いつくのは“リストカット”などでしょうか。そこまで酷いものでなくとも「爪噛み」、「指の甘皮剥き」、「口の中の皮を噛む」、「かさぶたを剥がす」・・・などなどいろんな種類のものがあります。
大きな傷を付けるタイプのものは確かに厄介ではありますが、致命的かと言われるとそこまで言うほどでもないかと思います。ただ、改善するとなるとかなり難しいのがこの自傷行為です。
施設勤めの時に、自閉症の人たちの多くがなんらかの自傷行為を持っていました。しかし、これは『他者の目』を意識できないとなかなか消去していくことが難しいのです。
社会的に成熟してくると恥ずかしさという気持ちによって、自傷行為は少しずつ消えて行きます。5歳くらいまでは、優しく見守ってあげて、学校へ行ったりした段階で本人の自発的な動機によって改善したいと思い始めてから、お手伝いをしてあげる、くらいのスタンスで良いかと考えています。

【20位】興味・関心の狭さ

第20位は、「興味・関心の狭さ」です。主にASDの特性ですね。
興味・関心が狭いために、新しい仕事や趣味などに挑戦するモチベーションが健常者に比べて低いです。
ただ、興味関心が全くないわけではなく、狭い範囲ではありますが本人にとって集中できることや楽しいことは必ずあります。
一つの深い興味・関心について突き詰めていくことで、その1つから木の枝葉のように興味関心が拡がっていくのが通例です。しかし、無理に本人の興味・関心がほとんどないことをさせようとすると、モチベーションが続きません。
小さい時にコミュニケーションへの興味が出ないことを心配して親がコミュニケーションのトレーニングを焦ることがありますが、それは逆効果なので慌てずに本人の楽しいことをやらせてあげましょう。

【19位】マルチタスクの苦手さ

第19位は、マルチタスクの苦手さ、です。これは有名ですよね。
発達障害の人は、いくつかのタスクを同時並行してこなすことができません。ただこれ、実は健常者も厳密には同時並行でやっているわけではないのです。
同時並行ではなく、高速でタスクをスイッチングしているんですね。要は、切り替えが早いわけです。
原因としては、脳内の一時記憶(キャッシュメモリのようなもの)の容量が小さいことが挙げられます。よく例えに出しますが、狭いテーブルでトランプの並べ替えをするのと広いテーブルでやるのとでは、広い方がやりやすいですよね。
マルチタスクをする時、私たちは脳内のテーブルをフルに使用するんですが発達障害の人の脳内テーブルはとても狭いのです。そのため、健常者よりもマルチタスクの効率が下がってしまうわけですね。
仕事においては、マルチタスクの苦手さは結構しんどいんですが、これは日々の業務への慣れによってある程度改善されます。仕事に就きたてに限っては、確かにかなりキツイ特性ではあるんですが・・・。

【18位】空間把握力

第18位は、「空間把握力」ですね。地図と現実の配置が頭の中で結びつけられなかったり、前後左右上下にある物の位置関係が把握しにくいと言う特性です。
この特性のしんどさは、生活や仕事の状況によって大きく左右されます。
新聞配達とか、UverEatsとか、そう言う仕事に就いてる人にとっては結構大変な特性だと思いますがそうでない人にとってはそこまで致命的と言うほどではないと思います。
部活動をやっている人(球技系は特に)は、悩むことが多いかもしれませんね。
これも独自の学習方法(主に反復による慣れ)によって改善する傾向があります。車に乗るのが手っ取り早いかもしれません。

【17位】運動協調性のなさ

第17位は運動協調性のなさ、です。「よく転ぶ」「手足を何かしらによくぶつける」みたいな形で現れます。
傷が絶えないかもしれませんが、おそらく死ぬほどのことはそうそう起こらないかと思うので、この位置にしました。ドジでおっちょこちょい、みたいに周りからは思われるかもしれません。そのキャラクターをいかに生かせるのか、がポイントですが何気に自己受容というかなり大きなテーマが絡んできます。

【16位】過集中

第16位は「過集中」です。これも有名ですね。過集中については、一長一短な特性だったりします。
周りが見えなくなるくらいガッツリと目の前のことや、興味があることに集中できる反面、その反動は大きいです。過集中の後には疲れがどっと出てしまうことが多いです。
集中と没頭は違います。集中は、満遍なくサーチライトのように全体を照らすニュアンスですが、没頭は局所的で周りが見えなくなってしまいます。ほどよい集中力を発揮するには、ほどよいリラックスと緊張のバランスが必要となります。

【15位】見通しが立たない際の不安

第15位は見通しが立たない際の不安、ですね。「見通しのなさ」と言われることが多いのですが、厳密には見通しが立たないわけではないんですね。
よく慣れた状況では見通しが立つんですが、イレギュラーな状況では見通しが持てないので不安が強くなります。日常生活やルーティーンな仕事では問題ないですが、イベントに出かけたり普段やらないこと・・・大掃除だったり、旅行だったり、初めていく店だったり・・・と言う状況では後で出てくる「パニック、癇癪」に近い状態になってしまいます。
なかなかしんどい特性ではありますが、頻度がそこまで高くないと言うことでこの順位にしました。

【14位】耳から入る情報が理解しづらい

第14位は「耳から入る情報が理解しづらい」と言う特性です。「視覚優位」とも言い換えることが可能です。
世の中、目から入る情報の方が多いんじゃないか?と思うかもしれません。しかし、コミュニケーションや仕事においては耳からの情報がかなり重要になります。耳から入る音が把握しづらいということは、周囲の状況把握や判断力に大きな支障が出ます。
コミュニケーションは、生きていく上で非常に重要なものなので、聴覚に頼りにくいと言う特性はなかなかに厄介なものです。というわけで14位にさせてもらいました。
ちなみに、「聴覚過敏」という特性もありますが聴覚が優位なわけではないという点には注意が必要です。
この特性は『聴覚から得た情報を整理しづらい』ということであり、音はしっかり聞こえます。

【13位】多動、落ち着きのなさ(脳内多動含む)

13位は「多動、落ち着きのなさ」ですね。THE・ADHDという感じの特性です。
男性のADHDに多く、女性は多動や落ち着きのなさが表面に出にくいようです。脳内多動と言われたりしますね。
多動や落ち着きのなさは、いろんな特性に派生していくのですが(衝動性や依存性など)、多動や落ち着きのなさが直に影響するのはコミュニケーション面です。
人の話を最後まで聞けない、ざっくりしか聞いてない、そもそも聞いてない、相手の話を遮る、重要な情報を端折る、思いついたことをすぐ口に出してしまう、話が逸れたり、飛び飛びになる・・・・
ほとんど会話についての問題ですが、これらの問題は、往々にして“嫌われ”ます。。
うまく転べば、「愛嬌」のように捉えてもらえることもありますが、意識的に改善していく必要はあるかなと思います。個人的にも非常に悩まされた特性です・・・。

【12位】こだわり

12位の「こだわり」は、誤解の多い特性でもあります。
『誰だって、こだわりとかあるもんだよー。私も靴とか服とかこだわっちゃうもんー』
みたいなこだわりとはレベルが違います。程度の問題です。
ASDのこだわりは日常生活に支障が出ます。私が支援していた重度のASDの方はテレビ番組改編期の特番ラッシュの時に大荒れしたり、お父さんが休みの日に家にいることに納得できず、追い出そうと攻撃をしたりと大変な状況でした。
こういった例を知ってもなお、『そんなの誰でも1つくらいあるよー』と言えるのでしょうか?
ちなみに、『強迫性障害』なんかと混同しやすいですが、線引きは非常に難しいです。実際にASDの人が強迫性障害と診断される例も多いです。

【11位】今見えてるもの以外への関心の持てなさ

11位は『今見えてるもの以外への関心の持てなさ』です。
かなり長ったらしい言い方になってしまいましたが、これ以外に表現のしようが見つからなかったので勘弁してください。
視覚的に見えてるものにしか実感がわかない、という感じでしょうか。時間的に「直近の出来事」に大きく影響を受けるというものもここに属するかと思います。
イメージする力が弱い、のが原因と思われますが一般には『想像力の欠如』と表現されたりもします。ただ、想像力が欠如しているわけではないと私は思うので、長ったらしい表現になってしまいました。
まだ起こり得ぬ未来のこと。結構な昔に起こったこと。それらよりも、最近起こったことや今日の生活に注意を奪われてしまいがちです。結果として『その場凌ぎ』な対応が増えます。地道な努力・・・毎日ストレッチをしたり、ダイエットのためにカロリーを記録したり、友達との信頼関係をコツコツ積み重ねていったり・・・ということに対してモチベーションが続きません。
これは、自分の人生の方向性を定め、進んでいく上でかなりクリティカルになってきます。向かうべき方向に進めなくなってしまい、毎日やり過ごすだけになりがち、ということですね。この特性は非常に奥深く、まだまだ吟味していく必要があります。

特性ランキング6位〜10位

次は、6位から10位ですね。もはやこの辺から、「順不同」って言いたいくらい全部辛いです・・・。並べるのもかなり辛かったです・・・。

【10位】注意欠陥

ADHDの代表的というか、その名前にすらなっている「注意欠陥」ですね。
“注意を払うべきものに注意を払うことができない”という特性です。
・授業中に先生の話に注意を払えない。
・彼女や彼氏と食事に行ってるのに、LINEの通知ばかり気になってしまう。
・仕事中なのに、株価の推移が気になってついトイレに行ってチャートを確認してしまう。
・電車で向かいに座っているカップルの様子が気になって友達との会話がうわの空。
などなど。注意を向けたいものに注意を向けられないと、当たり前ですがしんどいです。注意を向けることに加えて、『注意を持続させること』も苦手です。
勉強や一人でのPC作業、クリエイティブな仕事など注意を持続させたいことはたくさんありますが、それができないのは非常に厄介ですね。
刺激の少ない環境でやるのがセオリーですが、逆にテレビをつけたりラジオを流したりしていた方が落ち着くタイプの人もいるので、色々な環境を試してみると良いでしょう。

【9位】優先順位がわからない

第9位は「優先順位がわからない」です。
「今、いったい何が自分にとって一番大切なのか?」
ということを考えずに、とにかく手当たり次第に動いてしまう。その結果、自分が使える資源・・・時間やお金、労力など・・・が底をついてしまうんですね。
発達障害の人は、脳内のテーブルが小さいのであまり多くの物事について、優先順位を比較したり並べたりすることができません。なので、とにかく見える形で外に出して考えるのが効果的です。ノートでも、スマホのメモ帳でも何でも良いので書き出す習慣をつけられればかなり改善が見込めます。
また、即座の判断(脊椎反射)を避けることを意識するのが良いですね。最初は難しいので、今のは脊椎反射してしまってたなと後から思い出して回数を数えるところから始めてみてください。

【8位】空気の読めなさ

第8位は空気の読めなさです。アスペルガーの代表的特性と言えます。
人間は、群れで暮らす生き物であり、一人で生きていくのは容易ではありません。大量の水に流れが生まれるように、群れには必ず「空気」というものが生まれます。ただ、発達障害の人にとってはこの「空気」を把握することが難しいんですね。
ただ、空気を読まずとも、自然と空気に合うこともあります。自分の波長と群れの波長が合う、という感じですね。
合わない場所からは、できる限り離れて、無理に合わせることなく自然な自分でいられる場所を探したら良いんじゃないかと思います。
辛い現実を押し付けられた時、自分の態度次第で状況はかなり変わっていきます。
真正面からぶつかるのか、受け流しながらのらりくらりとやるのか、即座にその場を離れるのか、などなど自分の癖を知るのが大切かなと思います。もはや特性関係ないですね(笑)

【7位】自己管理の苦手さ

7位は自己管理の苦手さ、です。
発達障害の人は、誰かに具体的に指示された場合にはスムーズに実行できるのですが、自分で自分を管理するということができません。
なので、長期にわたって進めるべきことがうまく進められません。例えば、「夏休みの宿題のペース配分」や「大学での卒業研究」「半年以上にわたるようなプロジェクトタイプの仕事」などが挙げられます。
小学校〜高校くらいまでは、先生に言われたことをやったり、ゲームなんかでクエストやミッションという形でやるべきことが提示されることが多いですが大学〜社会人になるとどうしても自己管理が必要な場面が出てきます。
なので、大学生以降で生きづらくなり発達障害に気づく人も一定数いるようです。

【6位】衝動性

第6位は衝動性です。主にADHDがもつ特性ですね。
ADHDの人は、衝動買いやカッとなって手を出して喧嘩になってしまったりといった突発的な行動が多いのが特徴です。
子供時代ならまだしも、大人になってから突発的に行動する人はなかなか信頼してもらえません。信頼してもらえないと、周りから人が離れてしまったり、大きな仕事を任せてもらえなくなってしまったりするので社会的立場がどんどん悪くなっていきます。
今の時代は、人間関係において長期的に信頼関係を築いていくことがほとんどマストになっていると言えるでしょう。
しかし、衝動性はマイナス方向に働くだけではなく、『思い立ったら即行動』できるという良い点もあります。普通の人なら腰が重い、会社を辞めて起業するであったり、海外に留学に行くであったり、取るべきリスクを取れるというメリットがあります。「衝動性」は、どう付き合っていくかが特に大切な特性であると言えます。

特性ランキング1位〜5位

いよいよ、TOP5になります。生きづらさに直結し、さらに改善も難しい特性たちです。

【5位】言葉に影響され過ぎる

5位は言葉に影響され過ぎるという特性です。
発達障害、中でもASDの人は字面通りに言葉を受け取ってしまう傾向があります。その結果、相手が自分を評価する時に使う言葉を丸ごと受け止め、信じ込んでしまうんですね。
「愛想がないね」とか、「おっちょこちょいだね」とか、「暗いね」とか、「ナイーヴだね」とか、「嫉妬深いね」とか、「冷たいね」とか・・・もう挙げだすとキリないですけど、人を評する言葉っていうのは無限にあります。
これらの言葉にとらわれ、「自分は暗いんだ」と思い込んでしまって、それが自分の性格を余計に固めてしまい、がんじがらめになってしまうということがあります。
一度思い込んでしまうと、人間関係で無意識的にそういう自分を演じるようになってしまいどんどん自分を変えにくくなってしまいます。
そうすると人と関わるのがしんどくなっていきます。ポジティブな思い込みなら良いんですけどね。
とにかく言葉なんて人それぞれに言いたいように言っているだけなので、自分の特徴は今後もどんどん変化していくんだと思っておくことが大切ですね。一生明るかったり、一生暗かったり、っていうことはありませんからね。

【4位】癇癪・パニック

第4位は癇癪・パニックです。子どもに多いかと思いきや、成人でも癇癪やパニックは起こり得ます。
癇癪・パニックが起こるメカニズムとしては、“感覚のオーバーフロー”であると私は考えてます。
感覚が蓄積し、ある一定量を超えると癇癪やパニックといった形で現れる、というものです。
3位の感覚過敏とリンクしている特性と言えるでしょう。
改善策としては、とにかく刺激を抑えること、そしてよく眠ることの2つくらいかなと思います。
もちろん、ボーッとするタイプの薬も有効かとは思います。しかし、薬は使いすぎるとその人の世の中の捉え方自体を変えてしまうと思います。医師の指示に従い、用法用量を守って使うようにしてください。
もう一つ癇癪・パニックが起こる原因として、『発達障害の人は自分のストレスの溜まり具合が把握できない』というものがあります。いつの間にか自分のキャパをオーバーしてしまうんですね。
防ぐためには、とにかく早めに休むことですね。また、自分のしんどさの兆候に敏感になる必要があります。
食べ物の味がしなくなってくるとか、背中が丸くなってくるとか、チックっぽいのが起こってくるとか、中途覚醒が増えるとか、ストレスの兆候というのは人それぞれです。しっかりアンテナを張って、兆候をキャッチし早めに休むことで癇癪・パニックは減らせるかと思います。

【3位】感覚過敏

いよいよ残すところ3つです。
3位は、感覚過敏ですね。聴覚、視覚、光、触覚など様々な感覚器官が敏感になってしまいます。これの厄介な点は、その人にとってはその「過敏な状態が普通」だということです。
だから、自分が感覚過敏であるということになかなか気づけません。サングラスをしてみたり、ノイズキャンセリングイヤホンをしてみたり、間接照明を使ってみたりして初めて「あれ、落ち着くな・・・」と自分の感覚過敏に気づけたりします。
感覚過敏のメカニズムですが、どの感覚情報が重要かを脳が判断できない、というのが根っこにあります。下の画像を見てみてください。
ルビンの壺
人間の顔を見つけられると思うんですが、これは脳が、『人間の顔の情報が重要である』と捉えているために人間の顔らしき形に強く反応するようになっているからです。
脳が何の情報を重要であるか判断する力を持っていない場合、すべての情報が重要になり、要らない情報が捨てられなくなります。
例えるなら、自分の持ち服に優先順位がつけられず
『全部の服が大切だから、全部捨てられない・・・』
みたいな感じですね。
その結果、「感覚情報がオーバーフローする」というわけです。オーバーフローすると、もう感覚情報を取得するのがしんどくなり、音がものすごくうるさく感じたり、光が眩しく見えたりする状態になります。これが感覚過敏です。
感覚過敏を持っていると、とにかく疲れやすい、頭痛、めまい、立ちくらみ、その他働くことが難しくなる体調不良が起こってしまいます。これは生計を立てていく上で致命的になります。
そこまででなくとも、情報がオーバーフローするとミスを連発したりパニックや癇癪が起こって何も考えられなくなります。
解決策としては、環境を整える(光を落としたりイヤーマフを装着したりする)か、感覚を調節する薬や装備品を身につけるなどが考えられます。

【2位】依存傾向

第2位は、『依存傾向』です。ADHDによく見られます。
ADHDの人はジッとしてられないんですが、なぜジッとしていないのかというと「覚醒度」が低いからです。動いてないと起きてられないわけですね。
では、動き回る以外に覚醒度を上げる方法はないのか?というとあるんです。それが強い刺激を感じることです。
私も例に漏れず刺激を追い求めて生きてきました。タバコ、格闘ゲーム、パチスロ、恋愛などなど・・・
私はなかったですが、「他人に依存する」というのもあるみたいです。自分の言うことに反応してくれたり、
優しくしてくれる人から、四六時中離れられない状態ですね。一人で居られないというか。
上で挙げたようなことをしていないと覚醒度を上げられないので、四六時中やり続けてしまって抜け出せなくなるんです。
これらは言わずもがな、生活を破壊する力が半端ないです。しかも抜け出せないという恐ろしさがあります。
依存から抜け出すためには、「長い時間」と「だれかの協力」の2つが必要になってきます。正味、これだけでブログ1記事書けそうなくらいのテーマなのでここでは割愛させていただきます。とにかく大変ということは間違いないです。

【1位】切り替えの苦手さ(ASD)

1位は、切り替えの苦手さです。
通常は、不安なこと、誰かに怒られたこと、疑心暗鬼、ニュースや暗い映画を見た後の気分の落ち込みなどから頭を切り替えてまた日々の生活に戻っていくわけですが、
ASDの人は、これが難しいんですね。
他にも辛そうな特性がたくさんある中、これをなぜトップに持って来たのか?それは、切り替えることは問題解決にとってもっとも重要な手段の1つだから、です。
どんな辛い状況でも頭を切り替えて前向きになれさえすれば、なんとかなるというか、いずれは解決なり解消なりするものです。例えば、「友達が自分のことを嫌っているかもしれない」という状況で、家に帰った後にくよくよ悩んでいたとしても、もはや何もできることはありません。
そういう時は、考えるのをやめて寝てしまうのが最善の手です。でもASDの人はそれができない。頭の中を最悪の状況がぐるぐる巡り、建設的に何かを考えているというわけでもなくただ憂鬱な気分を噛み締めているだけ、というようなことになります。
このように、あらゆる問題に対して「切り替えが効かない」というのは影響を及ぼしてしまいます。生きている限り問題が発生しないなんていうことはない以上、楽しく生きるには『問題に対する向き合い方が一番大事』と言えます。
ASDの人は、切り替えが難しいですがこれは『場面の切り替え』と『終わりの儀式(ルーティーン)』をうまく使うことで対策することができます。
休む時は休む場所、遊ぶ時は遊ぶ場所を作ること、そして仕事が終わった後などに毎回やる行動=ルーティーンを作り、「すべて終わったぞ」と自分に言い聞かせる、というのを繰り返します。
また、頭を支配している感情を言葉にしてノートなどに書き出すというのも効きます。それを破り捨てるなど、実際に気持ちを切り替えたことがわかりやすいように行動で表現すると効きます。
まぁ騙されたと思ってやってみて下さい。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回挙げた特性は、発達障害の人全員にあるわけではなく、そういった傾向が出ることがままある、くらいに捉えておいていただけると良いかと思います。
障害は、生きている環境(場所、集団の属性、周囲の人の理解やヘルプの有無)などによって生きやすさが大きく変化します。
●●ができないから人生終わった・・・とかではなく、その●●がなくとも生きられるような所を探すようにしてください。
発達障害ではない人たちも、できないことは色々とありつつも誰かと助け合いながら生きています。
今回はしんどい特性を挙げましたが、衝動性のようにどちらにも転びうる特性もたくさんあります。
自分の良いところや得意なところを伸ばし、助け合える誰かと出会い、互いに補い合いながら生きられれば、きっと楽しく毎日を過ごせることと思います。

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では今回は以上です。
お読みいただきありがとうございました。