「●つの習慣?瞑想?」

自己啓発本やセミナーを購入してもまた元に戻ってしまうのはなぜ?

こんにちは!

自己啓発って、難しいですよね。


7つの習慣だったり、感謝の気持ちを書き出したり、不安な気持ちを瞑想で落ちつけたり・・・


やるべきことはわかっているんだけど、本を読んだりセミナーに出たりしてもなかなか変われない時って、とても歯がゆいですよね。


今回は自己啓発で言われることと発達障害の間にどんな関係があるのか?なぜ変われないのか?ということについて考えてみたいと思います。

今度こそ変われると思って

やったほうがいい習慣・・・ヨガ、瞑想、筋トレ、早起き、相手のいいところ書き出し、ありがとうと口に出す、祈り、禁酒・禁煙、日記・・・などなど。

確かに習慣にできたらなんか人生が良くなりそうですよね。

『これまでの自分を変えたい』

いわゆる自己啓発というものなんですが、一度くらいはチャレンジしたことがあるんではないでしょうか?

でも、実際問題、なかなか自分って変わらないですよね。。

かく言う僕も、自分を変えるための書籍はたくさん読んできましたし、上で挙げたような習慣はほぼ全部チャレンジしました。

しかし、うまくいったことなんて一度もありません。長く続いたので、禁煙1.5年間くらいでしょうか・・・。

発達障害の特性が原因?

もちろん、みんながみんな一撃で自分を変えられるのであれば、そもそも自己啓発本とか、セミナーとかがこんなにたくさんあるはずがありません

そんなの読んだり、受講したりしなくても変われるなら、本やセミナーなんて売れませんからね。

私はたくさんの発達障害の人の相談に乗ってきましたが、自己啓発をやってみたという人はとても多いです。

やはり、現状やこれまでの人生がしんどい・・・家族との不和だったり学校でのイジメだったり、異性とのトラブルだったり、という方が多く、

苦しんできた人が、なんとかして自分を変えたいと思うのはごくごく普通のことではないでしょうか。

しかし、

実際に変われたという話は、ゼロではありませんが正直かなりレアです。

もしかして、発達障害の特性が関係しているのではないだろうか?と仮説を立てて何年も考えてきたんですが、ある程度知見がまとまってきましたのでシェアしたいと思います。

もちろん、健常者であっても、やはり自分を変えるには苦労を伴うかと思いますが、今回は特に

発達障害の人が自己啓発をうまく成功させられない理由と対策

に絞ってお伝えしていきます。

なぜ自己啓発がうまくいかないのか?

発達障害の人たちが、自己啓発にチャレンジしてもうまくいかないのは、大きく分けて3つの原因があります。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

①「ワクワク」とかの定義が曖昧で分からない。

自己啓発では、自分の内面の状態を知ることが土台というか、前提になっていることが多いです。

「ワクワクすることをしましょう」とか、「楽しいことだけやりましょう」というような感じですね。

こういった指示を実行に移すためには、自分の内面にある気持ちや感情というものを正しく把握していなければいけません。

「自分は今、ワクワクしているんだろうか?」

と確認したいときに、

そもそもワクワクってどういう状態?

と疑問に感じてしまいます。

発達障害の人は、「自分の感じている気持ちや感情を把握しにくい」という状態になりがちです。

その結果、今自分が何を感じているのかが全くわからず、ワクワクすることを自分が今できているのかどうかが分かりません

こんな状態では、自己啓発本で書かれていたり、セミナーで教えてもらったことが、自分で本当に正しく実行できているのか不安になってしまいますよね。

②習慣化が難しい。

また、自己啓発では往々にして「習慣化」が求められることが多いです。

『7つの習慣』なんて、そもそも習慣を作れない人が読んでも、まったく意味がないですよね。

習慣を作れない人に共通して以下のような特徴が見られます。

A.即効性を求めてしまう。

なにかを習慣化するとき、すぐに目に見えて効果が出ることは稀です。

ほとんどの場合、緩やかに、少しずつ変化を実感できるようになっていきます。

なので、

「習慣化」というのは長期的な計画を立てて実行に移していくことが求められてきます。

しかし、発達障害の人は「計画を立てて何かを実行していく」ということが非常に苦手です(ASD、ADHD問わず)。

詳しくは、以前「ASDの人のための計画の立て方講座」という記事を書いたので、そちらを参照してもらえると良いかと思います。

ASDの人のための計画の立て方講座

B.ゼロか100かになってしまう。

発達障害、その中でも特にASDの人は「ゼロ100思考」という特徴があります。

完璧主義、とも言い換えることができますが

『100%できないと、やっても意味がない』

と思ってしまい、スパッと習慣化をやめてしまうんですね。

③優先順位が立てられない。

3つ目が、優先順位が立てられない、という特性によるものです。

自己啓発本とかセミナーでは、1つのことだけやればいいということは少なく、「自分を変えるために必要なやるべきこと」が山盛りで伝えられることが多いです。

発達障害の人は、脳の特性上「優先順位」をつけにくくなっているので、

「結局どれが一番大切なんだ??

と混乱してしまい、

やった方が良いこと全てをやろうとした結果、パンクしてしまい、全てやらなくなってしまう

というような現象が起こってしまうんですね。

うまく自己啓発をするための工夫

では、一体どうすれば発達障害の人でもうまく自己啓発ができるようになるんでしょうか?

ここからは、その対策について述べていきます。

習慣化よりも仕組みづくりを優先する。

意志力、努力や根性、などに頼ってしまうとやめてしまう確率がとても高いです。

なので、

一度整えてしまえば自動的に進むような仕組み

を作ることを最優先に行いましょう。

ベルトコンベアーに自分を乗せて、オートメーションで運ばれていくようなイメージですね。

例えば、ヨガを習慣化したいなら、

まずはヨガマットを引っ張り出してくる手間を減らすためにリビングに置いておいたり、ヨガをやることを忘れないためにスマホのスケジュール機能で1日に数回「ヨガやる」と画面に表示させたりします。

一度整えてしまえば、意図的に変えない限り半永久的にその状態が続き、習慣化がカンタンになるはずです。

感情のラベリングトレーニング

「ワクワク」や「楽しい」、「不安」や「怒り」など。

感情は色々とありますが、それらの感情がどういうものなのか、心の中の状態に名前をつけていく必要があります。

この作業を『感情ラベリング』と便宜的に名付けます。

「今のこの気持ちは、“ワクワク”と名付けよう。」

「このモヤモヤした気持ちは、“不安”ということにしよう。」

「この気分は、“イライラ”だな。」

というように、一つ一つの感情や気持ち、気分に対してラベルをつけていきます。

この作業によって、少しずつ自分が感じている気持ちに対して敏感になっていきます。

その結果、いまの内面の状態がわかりやすくなり、自己啓発をやっていく上で重要な、「現状の正しい把握」ができるようになります

感情ラベリングには「正解」はない!

ここで注意すべきなのは、感情ラベリングに正解はないということです。

感情や気持ち、気分は決して他の人と比べることができません。

なので、答え合わせができないんです。もしあなたが、

「今ボクが感じてるのって、“怒り”で合ってるのかな?」

と友達や家族に聞いたとしても、相手はあなたが今感じている何かを見ることも聞くことも、触ることもできないのでどんなものかわからないんです。

つまり、感情ラベリングは、自分でそうだと決める以外には方法がない、ということです。

決して正解は求めず、「自分なりでOKだ」という気持ちでラベリングをしていってみてください。

感情ラベリングは慣れていけば、より詳しく正確なラベリングができるようになっていきます。

例)「モヤモヤ」→「怒り」→「嫉妬」 など。

まとめ

今回は、【発達障害の人に自己啓発の効果がほとんどない理由まとめ】というテーマでお話ししました。

自己啓発がうまくいかないのは発達障害の特性が大いに関係しており、

その中でも3つの理由・・・

  • 言葉の定義がわからない
  • 習慣化の難しさ
  • 優先順位がつけられない

を紹介しました。

さらに対策として、

  • 自動化のための仕組みづくり
  • 感情ラベリングトレーニング

についてお伝えしました。

自分を変えるということは、簡単なことではありませんが、諦めず頑張っていけば必ず変わっていくことができると思います。

今回の記事が、「変わりたい」というチャレンジの気持ちを無駄にしないために役立てられることを願いつつ、締めさせていただきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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