アスペルガー(現在はASD)の中には、医師に診断をもらうことがギリギリできない人たちがいます。
会社や家庭で問題を抱えているけど処方を受けることができず適切なサポートを受けることもできません。
今回はなぜ隠れアスペルガーが大量に発生してしまうのか、その原因と才能の活かし方について考えていきます。

生きづらいのに診断がもらえない!

会社でうまく溶け込めなかったり仕事がなかなか覚えられない。でもなんとかギリギリ続けてはいる、という人の場合は障害の診断はなかなかもらえませんよね。医師によっては検査を受けさせてもらえないパターンもよくあります。

もしくは、「自分は発達障害かもしれない」と友人や家族に伝えても「あなたはそんなことないよ」「みんな似たような悩みはあると思うよ」などとあしらわれてしまい、「いやそんなレベルじゃねぇよ・・・」と悶々としてしまうなんてこともあります。

障害じゃないと言われても納得がいかない

こういったすれ違いがなぜ起こるのかと言えば、当事者ではない、友人や家族に対して相談したとしてもあなたの苦労は伝わらないからです。なぜ伝わらないのかというと、発達障害はスペクトラム(連続体)性があるから、というのが理由です。

集中力がない、というのも健常者にも起こり得ることですし

忘れ物が多い、というのも程度の問題で、多少なら誰でもあります。

コミュニケーションがうまく取れない、こだわりがある、相手の気持ちがわからない、言葉をそのままの意味で受け取ってしまうなど、どの特性に関しても

あなたと健常者の境目はなだらかな坂のような状態になっており、とてつもなく曖昧なんです。

隠れアスペルガーが生まれる理由

なので、どうしても「障害」であることを友人や他人なんかに相談してみても「あーそんなの自分にもあるし、普通じゃない?」という結論になってしまい、認めてもらいにくいんですね。

医師ごとに診断の基準が違う

また、専門家である医師に相談しても認めてもらえないパターンもある、と冒頭でお伝えしていますが、なぜ発達障害について詳しいはずの医師が、自分の障害を認めてくれないんだ?という話ですよね。

医者っていうのは、死ぬほど頑張って医者になっています。つまり「努力型」の人間です。努力である程度のことはなんとかなると思ってしまう背景が十分すぎるほど有るわけです。あなたに対しても「努力でなんとかなる」と思ってしまう可能性が高いと言えますよね。もちろん、よくわかっている医師であればそんな考え方は絶対にしないと思いますが、医師の診断については独断です。彼の診断を誰かがチェックしているわけではありません。

そもそも、問診や聞き取りという診断方法をとっているところもありますから、検査や心理テストを使う以上に、その医師ひとりの主観まかせということになっちゃいます。

その結果、診断を出す人はバンバン出して、出さない人はまったく出さない、なんていう事態が現実問題起こっているわけですね。

高機能ゆえに適応してしまう

さらに、「適応してしまう」っていう隠れ方もあります。

高機能自閉症というのはIQが高い人なんですが、その高いIQを生かして環境に適応してしまいます。うまくいかないことがあったとしても頭を使って乗り越えちゃうんですよね。その結果、自分の障害に気づくことができません。ただ、すごいしんどいというだけで、何が原因なのかがわからなくなっていくわけです。

両親が厳しい

親が厳しいと、言い出しにくいっていうのもありますね。あなたのご両親の時代には、家族構成がおばあちゃん・おじいちゃん〜孫まで一緒に住んでいる大家族であり育児などでおばあちゃんと嫁さんが協力しているパターンが多かったんですね。育児でのしんどさ(ADHDな子どもの落ち着きのなさとか、ASDの子の癇癪とか)が家庭内で押さえられたわけです。また、しつけもかなり厳しかったはずです。一昔前には体罰もここまで騒がれていませんでしたし、まぁ普通でしょ、くらいに捉えられていたので発達障害の子どもたちも叩かれたりして無理やり矯正させられていたと考えられます。その教育・しつけを受けている親がそうやすやすとあなたの障害を認められるでしょうか。なかなか難しいのではないでしょうか?

地方に住んでいる

また、田舎では「障害」というものに対してヒステリックな反応が起こりやすいです。自分の家から障害者なんて出せない・・・という非常に窮屈な考え方が蔓延しています。障害というものへの捉え方があまりにも古いせいです。

その結果、「発達障害かも」と思っても言い出せないし、言ったとしても親に揉み消されて、無かったことにされます。

障害が認められやすい環境づくりを

さて今回は隠れアスペルガーが生まれる原因についてということで、いくつか理由をあげさせてもらいました。

発達障害で有ることがわかると、「変わっているのは自分一人ではなかった」という安心感を得ることができます。そして、それを生かして生きていく新しいスタートを切ることができるはずです。

それを妨げる人たちとは少しずつ距離を置いていく方が、今後のあなたにとって必ず良い影響を与えてくれることと思います。

今回は以上です。お読みいただきありがとうございました。

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