ヤクザはヤンキーみたいな若者を捕まえて
「仁義」というカタを、まず恐怖をもって叩き込む。
つまりヤクザは、恐怖だけで下のものをずっと支配していくわけではない。

恐怖だけでは、役に立つ部下は育たない・・・
ということを長い歴史の中で理解しているからこそ

ヤクザ文化はこの「仁義」という型を採用した。
ヤクザにとって、最もまずいのはスパイ等の

【身内からの裏切り】である。

恐怖だけでは、この身内からの裏切りを防ぐことができない。

敵の組織に命を脅かされたり、こちらの陣営が与える恐怖を
上回るような恐怖が与えられてしまえば部下たちが簡単に寝返ってしまうからだ。

その点「仁義」という型は優秀である。
最初に忠誠を誓ったボスを裏切ることは許されない。
ひよこが最初に見た動くモノを自分の母親だと勘違いする
という本能にも似ているかもしれない。

一旦、忠誠を誓わされたらその相手以外に対しては忠誠を誓うことがない。
「さかずきを交わす」というヤツである。

さてこの文化は別にヤクザの世界だけに存在しているわけではない。

第二次世界大戦で日本軍はアメリカからとても恐れられた。
「神風!!」みたいなことを言いながら、
自分の命をお国のために平気で捨ててくるからである。
『人間弾丸(バレット)』みたいな集団なのだから、
自分の命や家族の元に無事に帰還することを大切にするアメリカ兵からしてみれば
そうとうヤバいヤツら・・・・それが日本兵だった。

敗戦後、GHQによって思想洗浄されたため日本人はそこまで現在は
『お国のため』という意識は無くなった。
では、日本人を従来育ててきた型ごと無くなったのだろうか?

そんなことはいくらかのアメリカでも不可能である。

僕たち日本人のDNAに深く刻まれた「忠義」という型は今も余裕で残っている。

お国や天皇という頭が、会社(学校)にすり替わっただけである。
社歌を歌わされたり、会社のモットーを声を出して読まされたり
列に並ばされたり、定刻に集められたり・・・

これは日本軍とほぼ同じようなことをやっていると言えないだろうか。

会社や学校批判をしたいのではなく、
この従来使ってきた「忠義」や「忠誠」という型をとっぱらわなければ
自律型の人間は生まれない

ということを警告したい。

忠義に伴う概念・・・「約束」「責任」「遅刻」などを日本人はそろそろ手放すべきである。

仁義や忠義という美徳から、欲望や損得を基準として行動するようになることこそが近代化なのであるが、日本人はそのステップを経ずに物質的にのみ近代化してしまった。

個人主義が汚いとか拝金主義とか色々罵られてしまうのはソフト面(意識)が近代化していない証拠である。

そのメリットとして、自然災害の時に火事場泥棒や自分のために動く人間が少ないっていうのが報道されたりするわけであるが
まさにこれは個人主義という近代化にすら日本が至っていないことの裏返しである(火事場泥棒を肯定してるわけではない)。

それが浸透してから、人民主権や選挙が意味を成してくるのに忠義や忠誠の型を採用している土台の上に無理やり民主主義を載せてしまった

なぜわざわざこのブログでたらたらこんな話をしたのか?というと、
発達障害の人たちにとって「忠義」や「忠誠」の型ほど
生きづらいものはない
からである。

約束も責任も遅刻も全部発達障害の人にとっては厄介もの以外の何者でもない。

よって、私脇田はこの日本からまず「遅刻」という概念を消し去りたいと思う。

これが成し遂げられなければこのまま中国に吸収され日本はなくなってしまうだろう。