上司からの指示がとにかく分かりにくい。

自分なりに解釈して動いてみるけど、95%の確率で相手の意図したこととズレる。
みんなはなぜ上司のあの短い指示が理解できるんだろう?

分からないのは自分だけ?そんな悩みで苦しんできた著者が原因と、処世術をセットで書いてみました。

「あれとって」でわかる人とわからない人

「明確に指示を出してもらわないと、何していいかわからなくなる」

という悩みってありませんか?

でも、なぜか周りの人はわかりにくいような指示でもうまく仕事をこなせていて不思議に思ったりしてしまう・・・。

「ちょっとあれ、ええ感じでやっといて」

っていう全く具体性に欠ける指示を受けた時、あなたはどう対処していますか?

質問してと言われたのに質問したらキレられる罠

僕が以前勤めていたところの話です。

勤め始めて間もないころ、

「勝手に動かれるより、聞いてくれた方が良いから」

と最初に何度も念を押されました。

で、いざわからないことがあって聞いたら

「え?ああ、適当にやれば大丈夫だよ」

と言われたり、

あからさまに忙しそう、かつ不機嫌そうにされたり。

『いやいや、お前が質問しろっつったんだろうが!!』

・・・とキレはしませんでしたが、内臓がにえくりかえるくらいイライラしたことを今でも覚えています。

言われたことがわからない原因とは?

では、なぜ言われたことが自分だけ理解できないのでしょうか。

同じように言われているはずなのに、明らかに理解度が違うのはどういったメカニズムなのか、についてここからはお話ししていきます。

背景にある「暗黙の了解」

誰かが何かを指示する時、その背景として暗黙の了解が存在します。

この状況で書類を渡されて「よろしく。」と上司に言われたら、コピーを取れということ

みたいな、その職場特有の認識が存在しているわけですね。

それは、長年の蓄積でみんなに知られている共通認識なので、マニュアルとかにも書かれていませんし、あえてみんな口に出さないわけです。

阿吽の呼吸』みたいな感じでしょうか。

周りの人の動き方を観察すればある程度、健常者であれば推測が可能なものであっても発達障害の人の場合、誰かに言われない限りは気付くことができないんです

連想することができない

発達障害の人は、「連想ゲーム」などが苦手な傾向があります。

「○○と言ったら●●」

みたいなやつですね。“マジカル○ナナ”みたいな。

すべての発達障害の人が苦手なわけではないですが、連想ゲーム系が苦手な人はおそらく多いと思われます。

「ノートと言ったら、ペン」

と相手が思って欲しいところで

「ノートと言ったら、紙(でできている)。」

みたいな感じですれ違ってしまったりとか。

仕事での指示では、相手が自分と同じように連想してくれるはずだ、と上司が考えてしまっているんですね。

でも、連想されるべきものが連想できないために相手の言っていることがさっぱりわからなくなります。

ローカルルールがわからない。

組織というのは、その組織内だけで通用するルール・・・『ローカルルール』というものを生み出します。

発達障害の人は『視野が大きくなりがち』という特徴があります。

これは特性というわけではないのですが、特性から派生していって生まれる特徴の一つです。なので発達障害の人が全員こうだというわけではありません。

会社というのは社会的に見ればお客さんに価値を与えるという大きな目的を持って存在しています。

しかし、会社というものを潤滑に運営していく上で、一時的にお客さんや社会というものを無視して組織のためのルールを作っていく必要が出てきます。

その際に生み出されるのがローカルルールというものです。

発達障害の人はこのローカルルールに対する認識が薄くなってしまい、ローカルルールを尊重しない傾向があるんですね。

なので、そのルールに基づいて出された指示も理解しづらいというわけです。

「対策」

では「指示がわからない」時にどういう対策が考えられるでしょうか。

・確認を恐れない

やはり確認は欠かせないです。相手が言っていることと違うことをやってしまうとリカバリーに無駄な時間がかかります。

やったことが全部意味なくなるわけです。

それを避けるために、仕事に使う力の8割を使ったとしても間違ってないと思います。


聞き方のコツ

とはいえ、確認するためには相手の空き時間を狙う必要があります。

忙しい時に声を掛けると十中八九嫌な顔をされますからね。

相手が緩んでいるタイミングを見極めて確認していきましょう。

何度も聞きにいくと余計に迷惑をかけるので、質問はまとめて簡潔にするのが大切です。

どうしたらいいですか?

という質問は相手に負担をかけるので、「自分はこういう風に解釈したんですが、あってますか?」という感じで確認すると良いでしょう。

まとめ

ではまとめです。

今回は、指示がわからなくて怒られてしまう原因と対策についてお話ししました。

原因としては、

  • 背景にある暗黙の了解を理解できない/知らない
  • 連想力が欠如している
  • ローカルルールを認識しづらいために指示の前提がわからない

という3つを挙げました。また、対策として

  • 確認を恐れない
  • まとめて聞く
  • あらかじめ質問する前に自分なりの回答を用意しておく

ということをお伝えしました。

余談>

会社では「指示が分かりにくい」という、足を引っ張っている感じになるかもしれませんが、組織というのは閉鎖空間でどんどんよろしくない方向に進んでいくというのもまた事実であり

あなたが持っている「広い視野」というのは決して間違っているわけではありません。

その視野がなければ組織を改善していくことはできないからです。

みんなが視野狭窄に陥り、会社の本質がわからなくなっていく傾向がある中で、あなたのような存在はとても貴重といえるでしょう。

しかし、社内で「お荷物認定」されてしまうと発言力がなくなり、せっかくの広い視野を生かすこともかないません。

今回の記事が、社内コミュニケーションをスムーズにする上で参考になれば嬉しく思います。

では今回は以上です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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