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健常者とのちがい

【呼び出し音が鳴るのが怖い】発達障害の人が電話を恐れる理由5選

なぜ発達障害の人は電話が苦手なのか?


当事者と話していると、ASDかADHDかに問わず「電話が苦手」という人が結構います。
何を隠そう私自身、電話はかなり嫌いなんですよね。
今回は電話に対する苦手さが一体どこから来るモノなのかについて、
その原因となる発達障害の特性について紹介していきます。

相手の顔や仕草が見えないから?


軽く検索してみると、
電話は相手の顔や仕草が見えないから何を思っているのか読みにくく疲れる
と専門家が言ってました。

うーん、顔や仕草で相手の思ってること読めないから日常生活で困ってんじゃね??
チャットはどうなん?!と思いましたが、
まあそれはいいとして、顔や仕草が見えないことなんていうのは
はっきり言って些細な問題でしかないです。

それよりももっと原因濃厚な特性が色々あるんですよね。

実体験!「電話が鳴ると手汗が滝のように出る日々」

その原因について触れる前に、ちょっと自分の体験についてお話ししておきます。

児童虐待通告電話の時の話


私は「児童相談所」で働いており、そこには24時間虐待通告専用電話というのがあります。
「マンションの向かい側の部屋から子供の泣き声が2〜3時間聞こえ続けている・・・」
「夜中の4時にコンビニで3~5歳の兄弟らしき子供がいた」
などなど、虐待が疑わしい状況を発見した市民からの通告先となるダイヤルです。

これをなんと私が、あの電話が苦手で有名な私が受けていました。

電話しながらメモもちろん必須。
マンションのどっちから聞こえたのかとか、目立った外傷はあるか、
最後に見かけたのはいつか、どれくらい前から泣き声聞こえるか・・・その他何十個もの情報を
通告者にお尋ねし、メモを取りまくり、それを上司に余すことなく伝えるんですね。

ここでミスったら子供がヤバイわけです。聴きそびれたら上司にげんなりされますしね。

集中力という集中力を全て一点集中で注ぎ込んで何とかかんとか乗り切りましたが、
特に研修期間中は、
電話から話を聞いてメモを取りつつ、OJTで後ろから見守ってくれている
先輩の出してくる「いつから聞こえるか尋ねて!」などのメモを読んでいく
というトリプルタスクだったので、ほんまに死にそうでした。

余談ですが、
実家の電話の呼び出し音がこの通告電話と同じだったので、それ聞くだけで冷や汗を毎回かいてました。

発達障害の人が電話を苦手とする原因

さて、そんな電話に対する苦手さは一体どこから来るのでしょうか。
その原因を5つ、発達障害の特性と絡めながら紹介していきます。

1/5)聴覚情報の入力のし辛さ


発達障害の人には目から入ってくる情報よりも、耳から入ってくる情報が理解しづらい
という特性があります。
信号の「赤」「青」の代わりに、音声で「ピヨピヨ鳴ってる間は渡っていい」とかの方がわかりにくいし
口でくどくど説明されるよりも、図やマニュアル見せてもらった方がわかりやすい。
学校の授業でも先生の話は入ってきにくいから教科書で勝手に勉強した方が伸びる。
などなど、耳からの情報に弱いという特性から、

耳に当てて音情報を入れ続ける「電話」は苦手なのではないか

ということですね。

2/5)場面が切り替えられない

発達障害の人には頭の中で場面を切り替えることが難しいという特性があります。
「今ご飯を食べる時だからご飯に集中しよう」と頭で考えてもできません。
食事に集中する以外のことをしない机などをおいておき、そこで食事をする等すれば
今は食事の時間なんだな、と理解しやすいんですね。
これを構造化というんですが、

電話中は目の前は会話している相手と違う場所です。

『電話専用ルーム』・・・電話以外のことを一切しないスペース

みたいなところで電話していれば話は違うのかもしれませんが
そんなスペースは電話ボックス以外で見たことがありません。
(意外と発達障害の人は電話ボックスで電話するとしやすいかもしれませんね(笑))

大抵は、いつも自分がご飯食べたり仕事したり勉強したりしている
スペースで「電話」しているはず
です。なので、

頭が電話に切り替わらずになんか集中できずにソワソワしてしまうんですね。

3/5)「なんか退屈」

これはADHDの人に多いと思いますが、「なんか電話は退屈」っていう感じがします。
相手の喋るペースに合わせて聞くことが苦手です。
相手が自分よりも早ければいいんですが、
相手の喋るスピードが、自分が考える速度より遅い場合「暇」になって
思考が散っていきます。
別のこと考え出したタイミングで相手が大事なことを言うくだり
が発生して「あっ」となるわけですね。

対面でも結構ありますけど、対面だと相手の表情や仕草などの情報が多い分、
退屈感は少なくて済みます。

4/5)聞き返すのが難しい


このブログでも度々触れていますが、会話で割り込むタイミングがわからないというヤツですね。
対面の会話なら、相手がなんか飲み物飲んだりするタイミングで入ればいいですけど、

電話は相手が見えないから割り込めるタイミングがさらに分かりにくいので聞く一方になるか、
自分が喋り続けてるかになり、疲れます。

5/5)急な割り込みに対応できない

これは通話中というよりは、コールがあった時ですが「割り込まれる」ことに対する苦手さがあるんですね。
ゲームしてる時に「ご飯やで」って呼ばれるヤツありますよね。
ゲームがなかなかやめられないんですよね。ASD、ADHD問わず多分この傾向はあります。
注意を向ける対象をコントロールできないんですね。

電話が鳴って、それを取って話し始めるまではできても頭の中は「電話モード」に切り替わっていません。

『気もそぞろ』な状態で会話を始めてしまうので最初の相手の『名乗り』などを
聞き逃してしまい、それを聞き直さないと・・・と思っている間にどんどん
話が進んでいってしまって、さらに聞き直さないといけない情報が増えていく・・・
そんな魔のループに入ります。

まとめ

今回は、発達障害の人が電話が苦手な理由を5つ紹介しました。
電話って結構今の世の中では必需品になってきてますから、これを苦手としているとすごく自己肯定感下がります。
まずは、自分が電話を苦手としていることを誰かに話して、自分のことを客観視してみるといいと思います。
対策を練るのも大事ですが、まずは一旦そのままの自分を受け入れることで気持ちが安定してきてより良い解決策や、誰かからのヘルプなどを得られるかもしれませんよ。

今回は以上です。お読みいただきありがとうございました。

挨拶もまた苦手で、これに対しても他所ではしてない考察を入れてますのでぜひ読んでみてください。

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