4月度グループコンサル締め切りました。
「療育」と「発達障害支援」

うちの子は嘘つき?!発達障害の子供の嘘をつく6つの理由と指導の仕方

発達障害と嘘は関係があるのか


「すぐにバレるような嘘をついてしまいます」
「これって発達障害は関係あるのでしょうか?」

というような疑問を持っている親御さんがいます。

食べれないものなのに、誰かに尋ねられると「食べれる!」と意気揚々と言ってしまう。
今日あったことを聞いただけで怒っていないのに、なかったことをあったかのように報告してくる。

発達障害の子供がどう考えても事実と違うことを言っている・・・本人は一体どういうつもりで言ってるんだろう?

今回は、そんな疑問に対して発達障害の嘘に繋がるかもしれない特性のことに触れながら、なぜ発達障害の子供が嘘をついてしまうのかという理由を挙げていきます。

発達障害の子が嘘をつく6つの理由

ここからは具体的に発達障害の子どもが嘘をつく理由を挙げていきます。嘘をつく理由は大きく2つのパターンがあります。
それは、「嘘をつくつもりでついている」パターンと「嘘をつくつもりではない」パターンです。

(1/6)怒られるのが怖いから

感情の表出に対して、ASDの子供は特にそうですが恐怖を覚えます。これは健常児が抱く恐怖よりも大きいもので、その原因は「相手の考えていることが読めない」点にあります。私たちでも、言葉の通じない、文化も違う外国人が急に怒り狂っていれば、怒っている理由がさっぱりわからなくて怖さを感じます。ASDの子供はそういう状況に近いので、人の怒りの感情に対して健常時よりも敏感になっており、嘘をついてでもそれを避けようとしてしまいます。

(2/6)大人側と捉え方や認識がズレている

これは、嘘をつこうとしていないパターンに当てはまります。

その子どもから見たら、確かに言った通りの状況だけども、第三者の大人から見ると明らかに状況が違い、それが嘘となってしまう。ASDの子どもに多いですが、現実に起こったことの捉え方が独特です。

例:
母「○○君と会ったのは、これが初めて?」
子「ううん、会ったこと何度かあるよ。」
母「嘘をついてはダメよ。○○君とあなたは会ったことないはずよ」
子「○○君は、学校が同じだから全校集会で一緒の場所にいたことがあるはずだし、それは会ったことになると思ったんだ。」

上記のように、「会った」という状況の認識がお互いにズレてしまうことがあります。

(3/6)時間軸がズレている
これも「嘘をつこうとしていない」パターンです。これは少し重度の人の場合ですが、時間軸がズレていることがあります。

例:
母「戸棚のオヤツ食べたでしょ」(午前の話をしている)
子「ううん食べてないよ」(午後の話だと思っている)

これは分かりにくいですが、相手が昨日の話をしているのに子どもは今日のことだと思っていたり、「現在・過去・未来」の区別がごっちゃになってしまっています。
発達障害の人は、時制の感覚が健常者よりもぼんやりとしている傾向があります。この例の場合だと「お昼ご飯の後から今までに、」などとお互いの時制を揃える必要がありますね。

(4/6)早とちり
これも嘘をつくつもりがないパターンですが、ADHDの子供は特に相手の省略している言葉を勝手に補います。

もしくは、会話の先を先読みしてしまい会話が終わり切る前に答えてしまう。その結果、嘘になってしまうことがあります。

例:
母「(あなた、)戸棚のオヤツ食べたでしょ?」
子ども「(弟のことを言っていると早とちりして)食べてないよ」

(5/6)理想の自分と今の自分の区別がない

これも時間感覚にも近いものですが、理想の自分と今の自分の区別がつきにくいために理想の自分にとってはできることをできると言ってしまうパターンです。

例:
おばさん「僕、ピーマン食べられる?」
子「(食べられないのに)食べられる!」

(6/6)自分と他人の間の境界線が薄い

これはなかなか理解が難しいかもしれませんが、ASDの人は自分と他人との境界線を設定することが苦手です。

その結果、空気が読めずにグイグイ要求してしまう、ということもあったりしますが、他人に起こったことを自分に起こったと勘違いしてしまう場合があります。

その結果、意図せずに嘘をついてしまいます。

発達障害の子は特性によって嘘をついてしまう。

ASDの子供は、不安や心配に心が囚われるのをとても嫌います。「嘘がバレるかも」という不安や心配がある状態は、とても気持ちが悪いし怖いので本来なら嘘なんかつきたくないんです。

ADHDの子供は、今の問題を先送りにしてしまうことがあるので、『嘘でその場しのぎ』をしてしまうことがあります。

「嘘をつかなくなるように指導する時のポイント」

ASDの子供は、嘘をつく理由で挙げたように、知らずに嘘をついてしまっているパターンが多いです。なので、
ASDの子供に対しては、嘘をつかないように指導するよりもなぜ嘘をつく形に至ったのかを、子供と一緒に明らかにしていくのが有効です。

ADHDの子供については、自分の利害で考えるとどうしても「先送り」「その場しのぎ」に走ってしまいがちです。かといって、嘘をついたときに厳しく叱ったり罰を与えても、先のことは考えにくいため何度も同じことを繰り返してしまいます

ADHDの子供に対しては長期的に、計画的に物事を進めることの楽しさや喜びを長い目で見て覚えていってもらうのが有効です。その先で、嘘をつくことが長期的に見ると損失であることがわかれば嘘をつく頻度は次第に減っていくでしょう。

 

まとめ

今回は、発達障害の子供と嘘の関係について「嘘をついてしまう理由」を紹介しました。ASDであってもADHDであっても、嘘をついて気持ちいいわけではありません。嘘に至った原因や経緯を大人が想像力を働かせ、決めつけずに追求していくことで子供との関係性を作っていく助けになるでしょう。

子供への関わり方については次の2記事もかなり多くの方に読まれているのでオススメです。

【発達障害の癇癪】なぜ健常者はパニックを起さないのか?どうもNEIです。 今日も8時間ほどス○バにこもってパソコンカタカタしておりますが、ス○バは何か知らんけどやることに集中できます。...

ストレスがうまく発散できず、溜め込んでしまうことも不安を大きくしていく要因の一つです。発達障害の子供がどういう風にストレスを認識しているのかが分かります。

ADHDは子どもの頃が強くて大人になるとマシになるのか?どうもNEIです。 最近、街を歩いていると子どもがやたら気になります。 僕といえば離婚して子どもと会えなくなったことで 一部で...

子供から年齢を重ねて大人になるにつれて、発達障害の傾向が変化するのかどうかについて解説した記事です。


人気ブログランキング
人気ブログランキングに参加しています。より多くの人にブログが届くよう上のバナークリックのご協力お願いします。

メルマガ「自分の感じ方に正直になる」


メルマガ「自分の感じ方に正直になる」は、発達障害の診断がある人でもない人でも楽しめるメールマガジンです。

発達障害は現時点では、「治る」ものではありません。
発達障害と上手に付き合っていくため、
長所の活かし方や、短所の補い方、その他役に立つ情報を配信しています。

読んでいるうちに、前向きに発達障害を捉え、
自分だけの世の中の捉え方に自信を持てるようになるはずです。

メルマガ〜自分の感じ方に正直になる〜








※登録はもちろん無料ですし、全てのメールに解除リンクがついているので好きな時に解除できます。

【今登録された方限定!】定型発達の人のコミュニケーションをNEIが徹底的に分析し、会社や学校で立ち回る上で圧倒的に楽になれるレポートも無料でプレゼント中!

※携帯キャリアのメール(docomo, ezweb, softbank)やicloud、hotmailはシステムの仕様上メールが届きにくいのでその他のアドレスを推奨しております。